2016.9.8 06:22/ Jun
仕事柄多くの方々のプレゼンテーションを拝見させていただいたり、ときにはフィードバックをさせて頂くことがあります。
僕のまえで、プレゼンをしていただき、それをどのように改善するかを、具体的に指導させていただくのです。
プレゼンテーションに関して、僕は、ひとつ自分で決めていることがあって、それは下記のようなことです。
「舞台」のないプレゼンテーション「研修」はしない
要するに、その後に「本番」を控えていない人に、前もって、準備的にプレゼンのスキルやノウハウを教えることを、僕は、しません。
他の方がなさるのは、もちろん、ご自由です。しかし、僕は、しません。
僕は、近いうちに「舞台」に上がり、多くの人の前でパフォーマンスを堕さなければならない人だけに、プレゼンテーションの改善を指導させて頂きます。
それはなぜか?
それは「舞台に上がる前」と「舞台から降りた後」が、プレゼンが最も上達する瞬間であることを、僕が信じているからです。
「舞台に上がる前」と「舞台から降りた後」がもっともプレゼン指導の効果が高い。僕はそう思っています。
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まずは「舞台に上がる前」。
「舞台=本番」をひかえて、いやがおうでも、プレゼンターは緊張します。本気の本気で自分のプレゼンを、具体的に改善しようとする気になります。
第一に差し込むべきは、このタイミングです。
このタイミングで、なるべく具体的に、本人の弱みを3点ほど指摘して、何度も何度も練習して頂きます。
指摘は極めて「具体的」です。
今、あなたが・・・・のようにしているのは会場から見ると・・・・のように見えるので・・・・したほうがいい
あなたには・・・・のときに・・・・してしまう癖があるので・・・・しないようにしてほしい
練習は続きます。
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そして本人は本番を迎えます。
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次の指導のタイミングは「舞台から降りた後」。
刺しこむべきは「舞台から降りた後、本人の舞台でのパフォーマンス」です。
舞台を降りた後、多くの人々は、自分のパフォーマンスがどのようなものであったのかを気にかけています。そして、まさにそのときがフィードバックのタイミングです。
こちらがどのように見えたのかを率直にフィードバックし、そのうえで、ご自身に課題を見つけて頂きます。
あなたの課題であった・・・・は・・・・のように見えた。
今度プレゼンするときは・・・・いったい何に気をつければ良いんだろう?
あなたは・・・のときに・・・しているように見えた。今度のプレゼンでは・・・・に心がけるのか?
要するに、舞台から降りた人に「リフレクション」をうながしているのですね。
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つまり
プレゼンテーションが上達するのは「舞台にあがる直前」と「舞台から降りた直後」
だと僕は思います。
そのときに、いわば、相手をうつしだす「鏡」になってあげること。そのうえで、徹底的にフィードバックと練習を繰り返すこと。
それが、もっとも効果の高いプレゼンテーション指導なのかな、と僕は信じています。
だから、僕自身は、
「舞台」のないプレゼンテーション「研修」はしない
はしません。
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今日は、プレゼン指導のタイミングについていろいろ書かせて頂きました。
こちらをお読みの方は、プレゼンに熟達なさっている方が多いかと思いますが、ひるがえって、皆さんがプレゼンを上達なさったタイミングは、どのようなときでしょうか?
あなたは、どのようなタイミングで、一回り上のプレゼンを実現することができましたか?
そして人生はつづく
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