2016.3.17 06:07/ Jun
ヤフー株式会社 代表取締役社長の宮坂学社長と不肖・中原の「対談ビデオ・中編」をマナビラボ「15歳の未来予想図」で公開させていただきました(サイトには書き起こしテキストもあります)。
マナビラボ「宮坂学社長×中原対談ビデオ中編(書き起こしテキストあり)
http://manabilab.jp/article/1265
宮坂社長には、お忙しいところ、このような取材をお引き受けいただき、心より感謝いたします。ありがとうございました。
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対談ビデオの中で宮坂社長は、2012年のご自身の社長就任前後からはじまったヤフー株式会社の経営改革について語っておられます。
その改革は、その後、同社のV字回復とともに「爆速経営」というキーワードで世に知られるようになりました。
改革の本丸は、情報環境が急速にスマホにシフトしていくなかで、「パソコンで使われるヤフー」から「スマートフォンで使われるヤフー」に生まれ変わる、脱皮させることであったと宮坂さんはおっしゃいます。
これまでのヤフーでは、いわば「マウスでクリックをする。キーボードを使うインターネット」に最適化されたサービスが提供されており、事業のうち90%がこちらに依存していました。
これを「親指とか人さし指だけで使うインターネット」に最適化しなおすことが経営改革の重要な論点だったそうです。しかし、企業サイズもヤフーほど巨大になってくるけれど「分かっちゃいるけれど、なかなか変わらない」のが「人のさが」。
宮坂さんは、映画「マトリックス」の中で、モーフィアスが残した有名なセリフ
「道を知ってること」と「歩むこと」は違う
を引用しながら、この様子を振り返っておられました。
人は、時に「組織改革」に語り、饒舌になります。しかし、組織改革を語ること、知っていることと、それを「為すこと」は全く異なるということでしょう。後者の厳しさが、ひしひしと伝わる言葉です。
現在も、「経営の仕組みや、スマートフォンで頑張らないと、あまり会社で評価されない(制度)を整備すること」で、インターネットの変革を先導なさっていました。
印象的であったのは、宮坂さんが、後半部で
「社長になると社長にしか見えない景色」があるので、
そこはまた新しい学び(直し)が私には必要でした
とおっしゃっておられたことでした。
宮坂さんほどの経営者になっても、たとえ、社長になったとしても、学び続けることが求められます。
志望の高校やら大学に入ったからといって、入試を終えたからといって、希望の会社に入ったからといって、課長や部長になったからといって、執行役員になったからといって、取締役になったからといって、「学び終わる」わけじゃないんですよ(笑)。
繰り返しになりますが、素敵なお話しをきてくださった宮坂社長に心より感謝いたします。ありがとうございました。
皆さん、どうかお楽しみいただけますと幸いです。
そして人生はつづく
マナビラボ「宮坂学社長×中原対談ビデオ中編(書き起こしテキストあり)
http://manabilab.jp/article/1265
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