2015.5.7 05:57/ Jun
言葉とは「日常習慣」です。
見事なGWボケというやつで、ここ1週間何も文章を打っていなかった僕は、ほれ、このとおり、うまく言葉がでてこず、「言葉とは日常習慣である」というこの書き出しをつづるまでに、26分もかかってしまった(笑)
あれ、文章の最初って、「何」から書くんだっけ?
で、26分(笑)。
習慣を壊してしまうと、毎日書いていたブログも、書き出しすら、こうなります(泣)。
これに、ゆるく関連してーいや、本当は少しもゆるく関係していないけど、敢えて無視して・・・
言葉とは「日常習慣」である
思考とは「日常習慣」である
とは僕の強く信じている持論でもあります。
で、今日は、この持論を形成するのに影響を与えた研究を紹介しようと思います。
この研究では、研究者が、いくつかの社会階層に属する親子42組に密着し、その子どもの言語発達の様子を、数年にわたり丹念に分析した研究で、もはや古典中の古典といってもいいかもしれません(Hart, B. & Risley, T. R.著「Meaningful Differences in the Everyday Experience of Young American Children」)。
僕は言語発達も発達心理学も専門外なのですが、かなり前に(いつだったかな・・・)、この本を読む経験があって、それから、やっぱり
「言葉や思考にとって日常習慣って大事なんやな」
と思うようになりました。自らも親になってからはなおさらかもしれない(僕はあまりできていない・・・めちゃめちゃ禁止語だらけだけど・・・)。
書籍の詳細な説明は、詳しくは本を見て欲しいのですが、本書が明らかにしたのは「親のかかわり」と「子どもの言語発達」の関係です。
著者らは、いくつかの社会階層に属する「親の子どもへのかかわりかた」と「子どもの言語発達」の関係を丹念に観察・調査した結果、
1.ハイクラスの子どもの3歳の言語発達能力は、ロークラスの親の言語能力を超えていること
2.ハイクラスの親から子どもへの話しかけの頻度は、最も話しかけた親 が一定時間に800回であるのに対し、ロークラスの親は50回であったこと
3.一定時間に、ハイクラスの親は、ほめる回数は前者が30回であったのに対してロークラスは6回であったこと
4.子どもに投げかけられ る否定・禁止語の回数は、ハイクラスの親が1回に対し、ロークラスの親が5回であったこと
5.結局、このようなかかわりからロークラスの子どもとハイクラスの子どもには言語発達上、差が生じていること
6.ロークラスの子どもたちが、ハイクラスの子どもに追いつくためには、週で数十時間の集中的な学習を行う必要があること
などでした。ごめんなさい、古い読書メモを見ながら書いているので、もしかすると細かいところはズレがあるかもしれません。が、おそらく、そういうことです。
親の日常的な、しかし、長期の関わり方、その日常習慣によって、本当に決定的な言語の差ーそしておそらくは思考の差が生まれますね。
というわけで、言語は「日常習慣」なのよ(かなり無理矢理・・・笑)。
▼
今日は、「GWボケで日常習慣が退化しているために文章が書き出せない」という事実から、何だか知らないうちに、「子どもの言語発達に対して親の日常的かつ習慣化した関わり方がいかに影響を与えるか」という話題になっちゃいました(笑)。
前後は同じ「習慣」でも、まったく意味もニュアンスも、すべて異なるけど(笑)、この論理のぶっ飛び方も、GWボケということで、許してください。このロジック展開は、論文的には「不可」、ビジネス書的には「可」くらいかな。
でも、お話したいことはわかって?いただけましたでしょうか。
小生、熱烈GWボケ中です。
少しずつリハビリしていこうと思います。
そして人生は続く
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