2014.10.16 09:21/ Jun
昨日は、久しぶりにUSTをしました。
テーマはリフレクション!
この「リフレクション」を「横串」にしながら、マネジャー育成、看護教育、教師教育など、さまざまな領域で注目されているリフレクションの最新の研究動向・実践動向を語るUSTになりました。
しばらくは下記で昨日のRECORDINGを見ることができると思いますので、どうぞご笑覧ください。
Broadcast live streaming video on Ustream
当日の司会進行・ホストは、青山学院大学・坂田哲人先生です。
坂田哲人先生のWebページ@青山学院大学
http://ted.airy.org/wp/
ゲストには、世界中のリフレクション研究について詳しい大阪樟蔭女子大学の村井尚子先生をはじめ、リフレクションを取り入れた教師教育実践に取り組まれてきた帝京大学教職大学院の中田正弘先生もご登場頂きました。
加えて、リフレクションと看護教育というキーワードで実践に取り組まれている日本保健医療大学の鈴木康美先生、そして企業の人材育成とリフレクションという側面から研究や実践をすすめてきた不肖・わたくしめが登場しました。こんな怪しい企画にのってくださり、ありがとうございました。心より感謝いたします。
途中には、企業人材開発の世界でリフレクションに取り組まれている団体?「リフレクションナイト」を代表して、松本祐一さん、小田川仁さん、そして、スーパーリフレクションガールの山辺恵理子さん(東大)、町支大祐さん(東大)、脇本健弘さんも参加なさり、和気藹々と進行しました。特にリフレクションナイトご一行様は、松本さん、小田川さんには、前日の昼頃お電話差し上げ、急遽、ご登壇いただきました。
「ねぇ、松本さん、暇?」
(中原が無茶ぶりをするときに、いつも用いるセリフですね)
松本さんはきっと心の中で「暇なわけねーだろ!」と思っていたと思います。しかし、松本さん、小田川さんにご登壇いただいて、とてもよかったと思っています。ありがとうございます。
リフレクションナイト ~みんなの作戦タイム~
http://ameblo.jp/reflectionight/
下記には中原の資料を公開します!少しだけわかりやすく加筆・修正しました。よろしければ、どうぞご笑覧ください。
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個人的には、「リフレクション」という概念を「横串」にしながら、様々な領域の実践者・研究者の方々が、それぞれのやっていることに興味をもち、何かしらの「これから」が生まれそうな予感を共有できたことが、非常に嬉しいことでした。
USTでも申し上げましたが、マネジャー教育も、教師教育も、看護教育も、それぞれに「特殊な環境」です。
そうした意味では、それぞれのリフレクションのあり方そのものに「Domain Specific(領域固有性)の高い部分」は、確実に存在するように思います。
このことは、先だっての関根雅泰さん(中原研OB)・田中聡さん(中原研M1)がホストになってくださった研究会でも話題になりましたね。
リフレクションの尺度をつくろうとする試みは、世界に、いろいろあるけれど、いまいち信頼係数などに問題がある場合が多い。そのひとつの原因は、領域固有性にあるのではないか。リフレクション一般を対象にした尺度構成を行うのではなく、より領域固有のリフレクションの尺度を探究するべきではないか、と。
一方で、「うちの職場は特殊だから」的な領域固有の存在を認める一方で、それぞれの現場に起こっている状況には、共通点もあります。領域固有性を認めつつ、いかに共通点に着目し、それぞれの領域が、それぞれに学びあう関係をつくることができるか。このあたりがポイントとなるな、と感じました。ありがとうございました。
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11月1日・2日、コルトハーヘン教授の来日にあわせて、内田洋行教育総合研究所さんとのコラボ企画で、下記のワークショップが開催されます。
「リフレクション学」スペシャルワークショップを開催!? : ユトレヒト大学・コルトハーヘン名誉教授をお招きして
http://www.nakahara-lab.net/blog/2014/06/post_2240.html
昨日は、その開催実行母体である「勝手に!?リフレクション学ワークショップ実行委員会」が開催され、経営学習研究所の松浦李恵さん、通訳として筑波大学大学院の野口晃菜さん、内田洋行さんから平野智紀さん、中原研から吉村春美さんもジョインなさって、最終?の打ち合わせがありました。
こちらには現在スタッフを入れて、当日、70名以上の方々が集まる予定です。大学の先生あり、お医者さんあり、企業の人事部長さんあり、看護師長さんあり、学生さんありで、非常に多様性に富む場になりそうです。
また、アナウンスは、これからだと思いますが、12月某日には、東大で、この日の11月1日・2日の2日間を振り返り、「これから」を構想する、「おかわり企画」も生まれそうです。
「リフレクション」を横串に、様々な人々が対話を行えること。そしてその中から、「リフレクションにかわる、日本発のSometing Newが生まれること」、さらには志あふれる人々によって「地に足のついた、新たな実践」が生まれることを願います。
そして人生は続く
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