NAKAHARA-LAB.net

2014.9.5 06:56/ Jun

世界初!演劇人による「オンラインワークショップ!?」をご体験ください:東京大学無料オンライン講座「インタラクティブティーチング」熱烈受講者登録受付中!

 昨日に引き続き、この一週間は、インタラクティブティーチングで「しめ」させていただくとして、きょうも同じネタです(笑)。でも、ちゃんと「角度」は変えているので、ぜひお読み下さいね(笑)
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 もう2週間ほど前になるのでしょうか、東京大学・無料オンライン講座「インタラクティブティーチング」(受講者無料)の収録が、駒場で行われていました。
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 インタラクティブティーチングには、双方向にダイナミックに「教える」ためのナレッジ、スキル、ストーリーが満載になっているオンラインコンテンツです。所定の基準をクリアいたしますと、修了証も授与されます。
 下記から受講生登録をしていただけますので、ご興味のあう方はどうぞよろしくご検討下さい。「激しくおすすめ」なのは、たとえば、企業や組織の気の合う仲間と受講いただき、これを「肴」に議論したり、盛り上がることです(笑)。「ひとりで学ぶ」よりも、「みんなで学んだ方」がたぶん「愉しい」し、継続できます。どうか、お近くの方、ご近所の方など、皆さん、お誘い合わせあわせの上、ご受講いただけますと幸いです。
東京大学・無料オンライン講座「インタラクティブティーチング」受講生登録募集ページ
https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga017/2014_11/about
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 ところで、話を戻しますと、インタラクティブティーチングの中には「スキルセッション」と称するものがあります。
 スキルセッションは、中原個人としての思いとしては「パフォーマンスの知」「ストーリーの知」「即興の知」を、「教えることを学ぶこと」に組み込みたい、という思いで、フジテレビの田中良和さんからご紹介をうけ、音楽座ミュージカルさんをご紹介いただき実現しました。その実現に際しては、音楽座ミュージカルさんと、主任講師の栗田さんはじめスタッフの皆さんの努力があったことは言うまでもありません。お疲れさまでした&ありがとうございました。
(フジテレビの田中良和さんはご自身も興味深い試みをなさっています。せんだって、一度収録を見学させて頂きました。フジテレビの「めざましテレビ」を湾岸スタジオで収録する体験学習のプログラムを実践なさっておられます)
フジテレビのお仕事
http://www.fujitv.co.jp/gotofujitv/oshigoto/index.html
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 収録では、同社の藤田さん、渡辺さんに、演劇・演出の観点から「受講生とうまく関係をつくり、学びの場をつくりだす」ための授業をしていただきました。
 せんだっての収録では、僕は、他の用事が非常に立て込んでおりましたので(小生、マネジャーでもあるのです)、残念ながら、すべての授業を見学することはできませんでした。
 が、それでも、いくつかの様子を垣間見させて頂き、音楽座ミュージカルさんの試みを非常に興味深く感じました。これから、演出家や俳優さんの前にして、「あたりまえのこんこんちき」「アタリ前田のクラッカー」のこと、ほざいていいですか。。。。
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 アタリマエだろと便所スリッパで殴られるのを覚悟していくと、その授業を拝見しておりますと、話者の「声」が「届く」感覚というのでしょうか。話者の「立ち位置」や「立ち振る舞い」が場をつくりこむ感覚、というのでしょうか。お二人が実践なさる様子を見て、そういう不思議な感覚をもったのです。
 そして、同時に僕は「自分は今のままではダメ」だと思った。僕自身が、もう一度学び直そうと感じました。僕が今やっているやり方で、このまま授業、講演、ファシリテーション、ワークショップをしても、そのスタイルでは、「Good time」をお届けできないと感じました。僕自身も学び直さなくてはなりません。改善するべき所は多々あるな、と感じたのです。
 授業の様子は、ぜひ、11月からスタートするMOOC講座「インタラクティブティーチング」でご覧いただければと思います。
東京大学・無料オンライン講座「インタラクティブティーチング」受講生登録募集ページ
https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga017/2014_11/about
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 ここ数年、つくづく思っていることのひとつに、我が国における「パフォーマンスの知」「ストーリーの知」「即興の知」の認知度の低さがあるように思います。
「何をほざく!」と関係者には便所スリッパでカンチョーされそうですが、僕はむしろ、そういう「知の見方」です。だから、便所スリッパを、わたくしの「ケツ」に刺さないで(笑)。
「教えること」のみならず、「マネジメント」「リーダーシップ」「フォロワーシップ」・・・そういう風に「人が人に影響力をもたらしたり」、「人が人を動かしたり」する場面のひとつひとつにーすなわち、僕が興味をもっていることすべてにー「パフォーマンスの知」「ストーリーの知」「即興の知」がもっともっと活きるのではないかと感じています。
 そして、俳優、演劇関係者の方々が、マネジメント、リーダーシップに興味をもってくださる未来がくるとよいなと感じます。
 かつて、そんな思いをむねに、盟友・高尾隆君(東京学芸大学・准教授)と一緒に「インプロする組織」という本を書かせてもらいました。
 この本は、僕と長岡健先生(法政大学)の前作「ダイアローグ 対話する組織」を「プチちゃぶ台返し?」する意味もあって(正確にいうと捕捉ですね)、「ロゴス(ことば・論理)」ではなく、「パフォーマンス」に焦点をあてて論じたつもりです。
 が、僕の力不足もあって、こういう思いをうまく綴ることはできたかどうかはわかりません。でも、僕はそういう思いで、高尾さんと意気投合し、この本を書きました。
(ちなみに「ダイアローグ 対話する組織」は、発売から4年たつのですが、五刷重版が、昨日、かかりました。ありがたいことです!前澤さん、井上さん、よかったですね!応援していただいた皆様、心より感謝いたします!)
 
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 というわけで、ちょっくら脱線気味でしたが、「インタラクティブティーチング」の中には、日本のMOOC初!いいえ、たぶん世界初なんじゃないでしょうか、、、演劇人による「パフォーマンスの知」が発揮されるオンラインワークショップも収録されています。
(確認してないので知りません・・・小生、勝手に日本初、世界初を名乗る癖があります。もしすでに同様の試みがあったら、関東初くらいに縮小してタイトルをつけかえましょう!)
 本来、リアルセッションで、こうしたワークショップが実施されるのが普通でしょうが、今回は無理に無理を申し上げ、音楽座ミュージカル様には、デジタル、オンラインに挑戦していただきました。収録の最後の最後まで、どのように「パフォーマンスの知」の質感をデジタルで伝えうるかについて、皆さん悩んでおられた様子が印象的でした。
 「インタラクティブティーチング」は、マニアックな視点からお楽しみいただけますよ(笑)パフォーマンスの知の観点から、演劇人の観点から、そしてリアルタイムセッションをいかにデジタルに再現するか、という観点から・・・そんなマニアックな視点をお楽しみ下さい。
 どうぞご登録いただけますよう、お願いいたします。
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東京大学・無料オンライン講座「インタラクティブティーチング」受講生登録募集ページ
https://lms.gacco.org/courses/gacco/ga017/2014_11/about
 今週も爆走しました。
 週末は・・・集中講義で仕事です。
 身体的には「ひーひー」いってます。
 何とか爆走します。
 ところで、青山学院大学・大学院の皆さん、宿題、終わられましたか?
 てんこもりに英語論文を宿題にだしてしまい、申し訳御座いません。
 明日9時からの講義、お逢いできますこと愉しみにしております。
 そして人生は続く
 

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