2010.10.20 09:42/ Jun
時のたつのは早いものですなぁ。先月9月29日に、「Learning bar@Todai 2010」が、東京大学本郷キャンパスで開催されました。今日は、そのご報告です。
今回のLearning barのテーマは、
成長するしかけを会社に創る!
経営成果につながる人材マネジメントのあり方とは?
挑戦と安心のあいだで!
ということで、
株式会社 サイバーエージェント
取締役 人事本部長 曽山哲人さん
をゲストにお招きしました。
今回もラーニングバーは満員御礼。なんと、事前の参加希望者は過去最高の800名!抽選を行い200名の方とディスカッションの機会を持ちました。ご応募いただいたすべての方々に感謝いたします。
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前回からラーニングバーの運営は、中原研究室の大学院生らが中心になって行ってくれています。今回は、吉村さん、舘野くんが中心になって企画を行い、当日は舘野君、我妻さんあたりが中心的な活動を行ってくれました。そのほかには、ゲストの対応を行ってくれた、関根さんや伊澤さん、木村君・福山君は会場や学生スタッフをしきってくれました。システム周りは脇本君。皆さんのご協力に心より感謝です。
今回の場作りのテーマは「挑戦と安心の秋」です。秋にちなんだ、様々な食材・装飾が準備されました。お食事は、KIRARAです。KIRARAさんには、以前、あるワークショップでお食事を依頼させていただいたことがありました。
KIRARA
http://blog.kirara.gr.jp/
開場は5時30分。
多くの方々が開場と同時におこしになり、すでに名刺交換や自己紹介などがはじまっていました。この光景は、ラーニングバーならではですね。
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6時・・・早速、会がはじまります。
いつものように中原から、ラーニングバーの趣旨についてご説明しました。ラーニングバーは、約半数以上の方が「はじめてお越しになった方」です。ここでしっかりと、この場の「ルール」をご説明することは、自由な対話にとって、最も重要なことなのです。
早速、曽山さんのお話がはじまります。
曽山さんからは、かつてのサイバーエージェントの社風を振り返りつつ、それをどのように変革していったのか、そのプロセスについてのストーリーが語られました。そのストーリーの中で、様々な教訓が示されます。
個人的に非常に興味深いな、と思ったのは、第一に「成長する社員・会社」をつくるためには「安心の風土」とセットでなければならない、という指摘です。一皮むけるような挑戦を行うためには、その挑戦を行ったすえ、失敗したとしても、受け止めるセーフティネット、意味づけ、新たな役割ソーシャルキャピタルが、会社の中に存在しなければならない、ということなのでしょう。
また、「人事は会社と現場のコミュニケーション・エンジンとなる」という人事の役割の定義についての曽山さんたちの定義も非常興味深いことです。経営とパートナーシップをくみ、その意図を現場に「わかりやすく」伝え、変化を生みだしつづけること。さらには、現場の声の中から本質的なものを経営に伝えること。そうした「翻訳家」「メディエーター」としての役割が、今、期待されているのだと思います。
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その後は、新企画「ゆるゆるネットワーク」です。
これまでラーニングバーでは、一度坐った席を離れて情報交換する事は、なかなか難しかったのですが、この問題を解決するために、舘野君、吉村さんたちが、この企画を立ち上げてくれました。
あらかじめ与えられた「お題」にしたがって、まずは自分なりの答えをつくります。その答えに応じて分けられた空間に移動し、そこで出会った人たちとお話しする、というものです。
「誰も動いてくれなかったら、どうしよう」と非常にドキドキでしたが、結果は大成功でした。おおむね、評価が高かったものと思われます。
この後は、恒例の「お隣ダイアローグ」です。曽山さんのお話に対して、お隣の方々数名で、ダイアローグをお楽しみいただきました。素晴らしく盛り上がっていましたよ。
これにてラーニングバーは終了です。
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最後になりますが、素晴らしいご講演をいただいた曽山さん、そしてダイアローグに参加いただいた皆様、中原研究室の大学院生諸氏、学部生の学生スタッフの皆様、エデューステクノロジーズの吉川さん、ありがとうございました。心より感謝いたします。
そして人生は続く。
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■2010年10月19日 中原Twitter
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