2010.6.14 06:24/ Jun
今週末は、比較的ゆっくり過ごした方だと思います。
土曜日は、大学院の入試説明会。
大学院生の皆さんのご協力を得ながら、無事、研究室の説明を終えました。中原研究室のコーナーにお越しいただいた皆様ありがとうございました。
その後は、久しぶりに研究室の飲み会。なぜか!?、カミサン(学会で本郷にいた)とTAKUZOも参加しました。TAKUZOは、大学院生に遊んでもらって大喜びでした。大学院生の皆様、本当にありがとう。
ちなみに、この日は、カラオケつきの個室があるイタリア料理屋さんで打ち上げをやりました。TAKUZOは、マイクをもって離さず、「ハッピージャムジャム」を何度も熱唱です。すいません、皆さん、お邪魔で(笑)
僕らは、9時ごろに、途中お暇しましたが、大学院生の皆さんは、その後、カラオケタイムに突入して、大いに盛り上がったようです。
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日曜日は、カミサンが「赤ちゃん学会」に参加でしたので、僕は、TAKUZOと遊んでいました。
今週は、またまた非常に忙しいです。
何とか生き残ろうと思います。
そして人生は続く。
追伸.
そういえば、昨日、お風呂に入っているときに偶然見つけた、スティーブ=ジョブスの言葉がかっこよかったです(先週号のAERAに掲載)。聞くところによると、ジョブスの最近の口癖だとか。
「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?? そう思った時点で君の負けだ。 ライバルが何をしようと関係ない。 その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ」
この言葉、イノベーションについて考えさせられる言葉ですね。うーん、なるほどね、そうだよなぁ。
この言葉をきいて、まず脳裏に浮かんだのは、シュンペーターです。かつて資本主義の原動力をイノベーションによる創造的破壊に求めた経済学者のシュンペーターは、こんな名言を残しています。
「”駅馬車”をいくらつないだとしても、決して、”鉄道”にはならない」
シュンペーターのこの言葉は、ジョブスのバラの比喩に近いな、と感じました。
大切なことは、思考の慣性軌道(イナーシア)を超えて、顧客を魅了する価値を創出することでしょう。
実際に注意を必要とするものは、生産方法、特に、産業組織形態の不変な条件下での固定的な類型内における競争に過ぎない。だが教科書的な構図とは別の資本主義の現実において、重要なのは、かくのごとき競争ではなく、新商品、新技術、新供給源泉、新組織形態からくる競争である。
(シュンペーター)
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考えてみれば、ジョブスのバラの比喩は、文字通り読めば、アタリマエに聞こえます。
ライバルが10本贈ったのを「知っていて」もなお、同じ土俵にのって、「バラ15本」を贈る奴は、あんまりいない(笑)。
でも、「文字をそのまま読んで判断すれば、誰もが、アタリマエに感じること」なんだけど、実際の行動をするときに、わたしたちはどう意思決定するかというと、ついつい、「15本贈りたく」なってしまう(笑)。そして、撃沈敗北ということが、稀ではなく怒りえますね(笑)。
この言葉、妙に生々しく、かつ、納得感がありますね。
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■2010年6月13日 中原のTwitterタイムライン
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