NAKAHARA-LAB.net

2024.11.25 08:40/ Jun

あなたの組織は「社員の主体性を喪失させる仕組み」が満載になっていませんか?:うちの社員には「主体性」がないと嘆く前にチェックしておきたいこと!?

うちの社員には「主体性」がない!?
    
  ・
  ・
  ・
   
 わたしのような仕事をしておりますと、企業・組織の経営陣の方から、年に数十回は、このようなセリフを伺います。
    
 それが
  
 うちの社員には「主体性」がない!?
    
 です。
    
 こちらからすると「ああ、またか」という気もいたしますが、しっかりとお話を伺うことにしています。
    
 主体性という曖昧でフンワリとした言葉を用いて、おっしゃりたい内容はさまざまです。よって、それを十把一絡げに論じるわけにはいきません。しかし、共通していることもございます。今日は、それを少しだけ、時間の許す限り、論じてみましょう。
    
  ▼
    
 まず大事なことは
   
 その会社の社員が「主体性」がない
   
 からといって、その会社では
   
「主体性がないひと」を選び取って「大量採用」しているだけではない
     
 ということです。
   
 そんな会社があったら怖いです。そんなことは、あるわけがない。
 採用時には、目がキラキラした、やる気に満ち溢れた社員を採用なさっているのではないでしょうか。
 日本広し、といえども、目がどんよりとした「死んだ魚の目」のような、やる気のなさが満ち溢れている人を大量採用する会社はありません。
     
 つまり、採用時には、さして問題はないはずなのです。
 どの会社も「主体性がありそうなひと」を採用しているのです(ないしは採用しようとしているのです)
     
 それが、組織のなかに入って、しばらくすると、判で押したように
    
「うちの社員には「主体性」がない」
    
 という状態になっている。

    
 ここから類推される「有力な仮説」はこちらです。
    
 それは
    
「主体性のなさ」と思われるものは、組織のなかに入って、社員に「学習」されている
    
 ということです。
     
 つまり、そうした組織のなかに満ち満ちているのは、ワンワードでいえば「学習性の非主体性」ですね。
 そして、その要因・原因は「組織のなか」にあることが有力です。

       
  ▼ 
   
 それでは「組織のなか」には、主体性の発揮を妨げる要因として、どのようなものがあるのか?
           
 これはすぐに想像がつくのではないでしょうか。 
    
 1.「主体性を発揮」したら「干される職場」があるか
     
 2.「主体性を発揮」したら「余計なことをするな」と上司になじられた経験があるか
  
 3.「主体性を発揮」しても「何にも得しないケース」を見てきたか
  
 4.「主体性を発揮」しようにも「既存業務」でヒーヒー言ってて、とても時間がないか
  
 5.「主体性を発揮」して「評価下げられた社員」を横目にしてきたか

  
 などの理由が、すぐに考えられます。並べていけば、すぐに10個でも、20個でも思いつきます。
     
 そして、

 社員の方々は、このような経験を積んだすえに(経験学習して)「会社の望む主体性」を放棄しただけです。
       
「会社の望む主体性」を発揮しないことは「残念な経験・職場環境」のなかで行われている「社員による主体的な選択」ということになります。
      
 つまりワンワードでいえば、
    
「うちの社員には主体性がない」という命題は、99%「イリュージョン(幻想)」です
    
 そうではなく
     
 あなたの組織には「主体性を喪失させる仕組み」が満載である
   
 が、正しいと結論づけられます。
 そして、そういう仕組みをつくって、維持し続けているのは「経営」の側であることが非常に多いものです。
    
 この世には、道理がないことは起きません。
 すべての起きている現象は「正しく」「合理的」なのです。
    
  ▼
     
 今日は、
   
 うちの社員には「主体性」がない
   
 という命題について考えてみました。
   
 ちなみに、ほんのすこしだけ、プチ学問的に考えます。
 経営学的には「主体性のある行動」を、もし仮に「Proactive behavior(プロアクティブ行動)」に置き換えることが許されるならば、その先行要因(元になる原因)は、個人、組織・環境の各レベルに存在する、と言われています。chatGPT先生にパパッと先行要因を聞いてみれば、5秒でばこばこと答えを教えてくれます。もちろん、生成AIは正しくないことを言う場合もあります。それぞれ原典にあたることが大事なことはいうまでもないことは、付記しておきます。
  
 そのうえで、結果をザザザと、あまり間にうけず、眺めてみましょう。
 もちろん、社員の側の、個人の問題もあります。
   
 個人要因としては、
   
 性格:自ら機会を見つけ、主体的に行動する性格。
 誠実性: 自己規律や目標達成志向が強い人はプロアクティブ行動を取りやすい。
 経験への開放性: 新しい挑戦を受け入れる柔軟性や創造性
 自己効力感:自分の能力に対する自信が、積極的な行動を促す。
 内発的動機づけ:自分の中から湧き出る意欲がプロアクティブ行動を支える
  
 などがあります。これは採用時に見抜くほかはありません。
  
 しかし、それよりもずっとずっと、組織要因・環境要因の方が多いものです。だから、「うちの社員には主体性がない」と言いたくなる時には、仕事・組織の要因の方を見直した方がいいのです
  
 ■上司要因
 上司の変革型リーダーシップ: 社員が独自に考え、行動を起こすことを奨励する。
 上司のエンパワーメント型リーダーシップ: 自律性や必要なリソースを与え、プロアクティブ行動を促進。
  
 ■職場要因
 支援的な職場環境:心理的安全性がリスクを恐れずに行動する自信を与える。
 仕事の設計:自律性、タスクの多様性、役割の明確性が高い仕事はプロアクティブ行動を後押し。
 組織文化:イノベーションや柔軟性、従業員の意見を重視する文化がプロアクティブ行動を促進。
  
 ■仕事のアサイン
 成長の機会:学習や成長の機会が、プロアクティブ行動を刺激。
 不確実性:ダイナミックな環境下では、問題を予測し解決しようとする動機が高まる。
 社会的ネットワーク:同僚やネットワークの支援が、プロアクティブ行動へのリソースと励みを提供。
 コントロール感:自分が環境に影響を与えられると感じるほど、主体的な行動を起こしやすい。
 時間的プレッシャー:適度な時間の制約は問題解決を刺激するが、過度のプレッシャーは抑制する。
 役割期待:役割において自主性が期待されている場合、プロアクティブ行動が促される。
  
 ■ワークライフバランスのとれた仕事
 私生活とのバランスが取れていると、エネルギーやモチベーションが向上。
 家庭や個人的なネットワークからの感情的・実質的支援が職場でのプロアクティブ行動を支える。
  
 かくして、
  
「主体性のなさ」と思われるものは、組織のなかに入って、社員に「学習」されている
  
 ということになり、
  
 かつ、
  
「社員の主体性のなさ」が課題になっているのならば、その組織には「主体性を喪失させる仕組み」が満載である
   
 ということになります。
   
  ・
  ・
  ・
   
 あなたの組織には「主体性を喪失させる仕組み」が満載になっていませんか?
   
 そして人生はつづく
      
 ーーー
   
新刊「シン・人事の大研究:人事パーソンの学びとキャリアを科学する」(田中聡・中原淳・日本の人事部編集部 著、ダイヤモンド社)が好評発売中です。この本は「人事パーソン自身の学びとキャリア」に焦点をあてた希有な本です。
  
1.人事パーソンはいかに学び直せばいいのか?
2.人事パーソンは人生100年時代、いかにキャリアを築けばいいのか?
   
 そして
    
3.先輩人事パーソンは、どのように学び、キャリアを築いているのか?
   
をデータに基づきながら論じています。どうぞご笑覧くださいませ!
   

https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478120552/nakaharalabne-22

 ーーー
      
堀尾志保さんと中原の共著「リーダーシップシフト」が6月1日刊行されました。もうすでに重版出来・3刷です!(感謝)「リーダーシップ・シフト」は、1)マネジャーが「何でもひとりで指示命令する昭和型リーダーシップ」からいかに脱却し、2)全員がリーダーとも形容できる「全員参加型のチーム」をつくりあげるかを、実証的なデータに基づきながら、論じた本です。構成は井上さん、編集は宮川さん、黒川さんのお力添えをえました(感謝!)ぜひお読みいただけますと幸いです!
    

新刊「リーダーシップシフト」https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4800592100/nakaharalabne-22
    
  ーーー    
        
立教大学経営学部 中原ゼミ5期生は「OJTを元気にするワークショップ」を共同開発。中原ゼミ4期生は、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!
                

https://jinzai-lp.diamond.co.jp/rp/ojt-activation-workshop/
   
5期生の開発した「OJTの活性化」に関しましては、10月にリリース直後から、18社にご導入をいただいております。どうぞ自社のOJT指導員と新人のコミュニケーションを活性化するワークショップをご利用ください。学生からのメッセージは下記をご覧ください!
      

       
「あなたの会社をOJT指導を、さらにパワーアップさせちゃう研修」発売開始!:ダイヤモンドグループ × 中原ゼミの産学協同プロジェクトで開発された「楽しく役立つワークショップ」です!
https://jinzai-lp.diamond.co.jp/rp/ojt-activation-workshop/
   

     
1年前にリリースした4期生の開発した「内定者フォローワークショップ」の取り組みにはデンソー様、東急不動産SCマネジメント様、ラインズ様、日水コン様、リリカラ様など、なんと「100社」を超える企業で、内定者研修・新入社員コンテンツの一部として、ご利用いただいております。
    
立教大学経営学部 中原ゼミ、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!
https://jinzai.diamond.ne.jp/rp/prospective-employee-workshop/
     
先だっては、JTさまのご協力のもと(同社の三島紀子さんに心より感謝いたします)、ワークショップの実践が記事になりました。下記をご覧くださいませ。
     
JTの内定者懇親会が教えてくれる、内定者同士の“つながり”の大切さ
https://xn--diamond-kc4f0b9lnf.jp/articles/-/316499
    
内定者の論理思考力、質問力などの工場、強みの発見、内定者同士の関係構築を、オンライン・オフラインで行えます。スライド、ワークシート、動画など完全完備。企業ごとに内製化してお使いいただけます。
  
 どうぞご高覧くださいませ!
           
 ーーー
     
【ご案内】新刊「人材開発・組織開発コンサルティング」重版3刷です! 経営・現場にインパクトを残すための人材開発・組織開発の実践の仕方を7つのステップで解説させていただいております。企業人事部の方同士でお読みになると「共通言語」が生まれます。企業の人事部の方と、ベンダーの方でお読みになると、意識あわせが進むでしょう。管理職の方にお読みいただけると、自社の職場・チームのあり方が変わります。すべての方におすすめの書籍です。どうかご笑覧くださいませ!
        

『人材開発・組織開発コンサルティング』(AMAZON)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478117799/nakaharalabne-22
   
 ーーー

【ご案内】新刊「話し合いの作法」!:すべてのひとびとに、対話し、合意して、決断できるスキルを! 人事パーソンはもとより、現場のマネジャー、現場の先生方などなど「話し合い」のスキルを高めたいすべての方々にお読みいただきたい一冊です!
   

新刊「話し合いの作法」(AMAZON予約)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569851843/nakaharalabne-22
     
 同書の内容をサクっと学べる動画も公開されています。どうぞご笑覧くださいませ!
     
■仲が良くても心理的安全性が低い残念な理由【中原淳 立教大学経営学部教授】
   

    
■“残念な話し合い”5つの病【中原淳 立教大学経営学部教授】
   

  
 ーーー
     
【人事・採用ご担当者さまへ】御社で人材開発・組織開発のプロフェッショナルを採用・副業・兼業依頼しませんか?
   
立教大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 リーダーシップ開発コース(以下、LDC)では、経営学を基盤にしながら、次世代のリーダーシップ開発(人材開発・組織開発)を企業・組織で推進することのできる高度プロフェッショナル人材を育成しています。
  
このたび、このコースを修了した大学院生の皆さん(卒業生ネットワーク:アルムナイネットワークのメーリングリスト:アルムナイネットワークは、卒業生の自主的な活動です)に対して、企業人事の皆様が「採用情報」をお届けいただけるサイトを開設いたしました!。利用上の注意をご高欄いただき、適宜、ぜひ、ご利用くださいませ。無料で情報を送付いただけます。副業・兼業の依頼の場合は、そう明記くださいませ!
   

    

    
■立教大学大学院・採用情報発信サイト■
https://ldc.rikkyo.ac.jp/recruit/
     
【立教大学大学院で大学院生として学びませんか?】
 授業は「フルオンライン」。授業は金曜日夜と土曜日だけ行われており、2年間で、修士(経営学)が取得できます。来年1月に願書提出、2月に入試が予定されています。
    
 在学生などの声、リーダーシップ開発コースでの授業の様子について知りたい方は、ぜひ、下記のニュース欄をお読みくださいませ!
     
ひとづくり・組織づくりの大学院での「学び」とは?
https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/
           
 ーーー
          
【アンコンシャスバイアス研修・内製化ツールキット開発!】
武蔵野大学・島田徳子先生、ダイヤモンド社の皆さん(広瀬一輝さん、永田正樹さん)との数年にわたる共同研究と、NPO法人日本ブラインドサッカー協会との連携で、スマホで手軽に受検できる「アンコンシャスバイアス測定テスト」と、内製化研修(プレゼンキット)を開発しました!。この問題は、学術的な背景などは、わたしどもが、テスト結果に基づき動画像(ビデオ)で解説させていただきます。ご利用くださいませ! ご自身の組織にもっともフィットしたアンコンシャスバイアス研修をつくることができます。どうぞご利用くださいませ!
      
  
■アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)のWebページはこちら!■
https://jinzai.diamond.ne.jp/ub/unconscious-bias/
      
 ーーー
              
新刊「チームワーキング」がオンライン管理職研修になりました。JMAMさんからのリリースです(共同開発をさせていただいた同社の堀尾さん、ありがとうございました。中原は共著者の田中聡さんと監修をつとめさせていただきました)。どうぞご笑覧ください! 
       
「チームワーキング研修版」リリースされました!
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/
   
「チームワーキング」が「アセスメントを絡めた管理職研修」として利用されております。モニター利用各社の人事担当者の皆様、開発担当者の堀尾さんと、座談会をさせていただきました。ぜひご覧くださいませ!
   
チームワーキング座談会
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/case/index.html 
  
 書籍「チームワーキング」の方も、おかげさまで「重版」を重ねております。応援いただいた皆様に心より感謝いたします。
     
    
 
https://amzn.to/3esCOrW
         
すべてのリーダー、管理職にチームを動かすスキルを!
ニッポンのチームをアップデートせよ!            
    
 ーーー 
    
 職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS(オーディ・アトラス)」が多くの職場で使われはじめています。サーベイはもとより、それをいかに「フィードバック」するかに焦点をあてたツールです。ワークショップも開発しております。どうぞご笑覧くださいませ!
   

職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS」 (パーソル総合研究所・中原の共同開発) 
https://rc.persol-group.co.jp/consulting/survey/service/od-atlas.html
   
  ーーー
       
【好評発売中】1on1のコツをまとめた映像教材を、中原とPHPさんで共同開発しました。上司用、部下用あります。1on1について「同じイメージ」をもつことができます。どうぞご笑覧くださいませ!
     
上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス(上司用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061
  
経験を成長につなげる1on1(部下用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061   
  
  ーーー
   
【祝・eラーニング完成!】中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース完成しました。リーダー・管理職になる前には是非もっていたいフィードバックスキルを、PC、スマホ、タブレット学習可能です。ケースドラマでも学べます! 
     
中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
   
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q    
  
 ーーー

新刊「フィードバック入門:耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」絶賛発売中、13刷重版出来です!。AMAZON総合13位、1位(マネジメント・人材管理カテゴリー、リーダーシップカテゴリー)を記録!年上の部下、若手のトンガリボーイ、トンガリガール。職場には、多様な人々が集っています。難易度の高い部下育成に悩む管理職向けの新書です。どうぞご笑覧くださいませ。スピンアウト企画にDVD教材「フィードバック入門」、研修、通信教育もあります。こちらもどうぞご笑覧ください。
     

   
『フィードバック入門』スピンアウト企画
https://www.php.co.jp/seminar/feedback/
    
 ーーー
  
【泣くな!新米管理職!】
  
おかげさまで10刷重版出来。「駆け出しマネジャーの成長論」は、「実務担当者」から「新任管理職」への役割移行をいかに進めるかを論じた本です。「脱線」をふせぎ、成果をだすためには「7つの課題」への挑戦が必要であることを解説しています!全国の管理職研修で用いられています。どうぞご笑覧くださいませ!
  

  
パーソル総合研究所と中原は、このテキストをもとにした「マネジャーになる研修」を開発しました。種部吉泰さんとディスカッションは、非常に楽しいものでした。このコースについても、どうぞご覧くださいませ!
  
「マネジャーになる」 研修:プレイヤーからマネジャーへの移行期支援プログラム
https://rc.persol-group.co.jp/seminar/become-a-manager.html
    
  ーーー  
    
Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
「新人研修をアップデートするための5つのコンセプト」に基づいて開発された、中原が監修をつとめる新人研修プログラムです。全4回にわたって実施する「オンライン研修」と「現場での実践&振り返り」を往還することによって、新人期に直面する壁を乗り越え、トランジションを果たせるよう手厚くサポートできるようになっています。経験学習を習慣化するほか、ストレスマネジメント、フィードバック、ジョブクラフティングなどについて学ぶことができます。
  

Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
          
OJT指導員向け・短時間&動画で学べる 部下育成スキルの動画もございます。中原が新人育成のポイントについて解説しています!
   
短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/

    
 ーーー
        
新刊「研修評価の教科書」好評発売中です。アカデミックな知見に根ざしつつも、実際の企業のなかで実践可能な研修評価とは、いかにあるべきか。「企業における」研修評価のあり方を論じた本です。質問事例などのワークシートなどもついております。3つの企業事例も含まれています。どうぞご笑覧くださいませ。
   

新刊「研修評価の教科書:数字と物語で経営・現場を変える」
https://amzn.to/3ta9mhf
   
     
 ーーー
  

  
新刊「M&A後の組織・職場づくり入門」発売中です。AMAZON「企業再生」カテゴリー1位を記録しました(感謝です!)。
  
これまで税務・法律の観点からしか語られなかった「企業合併(M&A)」の問題に対して、ひとと組織(人材開発・組織開発)の観点からアプローチし、シナジーを生み出す可能性を考えます。
  
M&Aという「巻き込まれ事故」に関わってしまった経営企画・人事・現場の管理者・リーダーの皆様にぜひお読み意いただきたい一冊です!
  

購入はこちら!「M&A後の組織・職場づくり入門」
https://amzn.to/3v0P0bE
  
 ーーー   
   
拙著「経営学習論」の増補改訂版が、東京大学出版会より刊行されました。新たに「リーダーシップ開発」の章を追加し、カバーの装いも変わっています。人材開発の基礎的な理論を体系的に学べる一冊です。どうぞご高覧くださいませ!
        

    
   

      
 ーーー
   
「組織開発の探究」HRアワード2019書籍部門・最優秀賞を獲得させていただきました。「よき人材開発は組織開発とともにある」「よき組織開発は人材開発とともにある」・・・組織開発と人材開発の「未来」を学ぶことができます。理論・歴史・思想からはじまり、5社の企業事例まで収録しています。この1冊で「組織開発」がわかります。どうぞご笑覧くださいませ!
    

     
 ーーー
    
「中小企業の人材開発」(中原淳・保田江美著、東京大学出版会、2021年)マニアックなガチ・学術研究書なのですが、発売10日で重版出来となりました。ありがとうございます。中小企業の人材開発メカニズムに接近を試みています。どうかご笑覧くださいませ!
   

      
 ーーー
    
【注目!:中原研究室記事のブログを好評配信中です!】
中原研究室のTwitterを運用しています。すでに約42000名の方々にご登録いただいております。Twitterでも、ブログ更新情報、イベント開催情報を通知させていただきます。もしよろしければ、下記からフォローをお願いいたします。
   
中原淳研究室 Twitter(@nakaharajun)
https://twitter.com/nakaharajun

ブログ一覧に戻る

最新の記事

あなたの組織は「社員の主体性を喪失させる仕組み」が満載になっていませんか?:うちの社員には「主体性」がないと嘆く前にチェックしておきたいこと!?

2024.11.25 08:40/ Jun

あなたの組織は「社員の主体性を喪失させる仕組み」が満載になっていませんか?:うちの社員には「主体性」がないと嘆く前にチェックしておきたいこと!?

2024.11.22 08:33/ Jun

最近、僕は何をやっているのか?そうね、いろいろやってます!?

2024.11.15 15:01/ Jun

【無料カンファレンス・オンライン・参加者募集】AIが「答え」を教えてくれて、デジタルが「当たり前」の時代に、学生に何を教えればいいんだろう?:「AIと教育」の最前線+次期学習教育課程の論点

2024.11.9 09:03/ Jun

なぜ監督は選手に「暴力」をふるうのか?やめられない、止まらない10の理由!?:なぜスポーツの現場から「暴力」がなくならないのか!?

2024.10.31 08:30/ Jun

早いうちに社会にDiveせよ!:学生を「学問の入口」に立たせるためにはどうするか?