2008.5.22 07:13/ Jun
遅ればせながら、元米国副大統領アル=ゴアが「地球温暖化の深刻さ」を訴える映画「不都合な真実」を見た。
「環境問題の深刻さ」を知ることもさることながら、ある共同研究者の先生に、「プレゼン手法の勉強として、見た方がいいよ」とすすめられたのがきっかけだった。
なるほど。映画を見て、かの先生がすすめる理由がよくわかった。
様々なエピソードをまじえつつ、90分にわたって、アル=ゴアは語る。その語りは迫真性にとみ、思わず引き込まれる。「よくできたプレゼンテーションは、90分続いても、決して飽きることはないのだな」と思った。ここまでくると、プレゼンテーションも「映画」になる。
二酸化炭素の増加をしめすグラフの急上昇を強調するために、クレーンにのってプレゼンテーションする様子が印象的だった。
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環境問題の深刻さも、よく理解できた。メディアリテラシを駆使すれば、いろいろと論争のある部分もあるのだろうけど、それはもう「待ったなし」の状況にあるのだろう、と思った。
我々の置かれている状況は、いわゆる「ゆでがえるのメタファ」である。少しずつ温度が上昇するビーカーの中にいる「かえる」は、決して、ビーカーから飛び出したりはしない。自分が「ゆであがる」まで気づかずに、その中にいつづける。
僕に今できることは何なのだろう。我ながら月並みすぎることではあるけれど、そう思った。
What gets us into trouble is not what we don’t know. It’s what we know for sure that jus ain’t so.
問題は無知ではない。知っているという思いこみである。
(マーク=トゥエイン)
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