2023.3.20 08:13/ Jun
でも、あるときから
挑戦するのをやめて
思考を停止したら
動けなくなった
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ちょっと前のことになりますが、Netflixの独占映画『First Love 初恋』を見ました(遅ればせながら)。この映画、ところどころで、地元・旭川や北海道の各所が舞台になっていて、「懐かしいから、見てみなよ」と言われたのが、そのきっかけです。
「あっ、これ、ロータリー(旭川の、円形をしている道路)じゃん!」
と、ワクワクしながら見ているうちに、、、やがて物語に引き込まれていきました。
『First Love 初恋』は20年をかける物語です。今はタクシードライバーの也英(やえ)と、セキュリティ会社で警備員として働く晴道(はるみち)の、1990年台の「初恋」から「別離」、そして、今現在に至る「人生の物語」です。
ネタバレになるので、これ以上の詳細はお話しませんが、この映画の途中、こんなセリフが出てきます。
也英が、あまりうまくいかなった自分の半生を語るシーンです。
夢はあったの
チャンスもあったし
それなりの障壁も
でもあるときから
挑戦するのをやめて
思考を停止したら
「動けなく」なった
結局、
何にもしないまんま
この人生で満足って
自分に言い聞かせてる
・
・
・
この台詞を聞きながら、わたしは「あるひとつの真理を言い当てているな」と感じていました。ポイントは「動けなくなった」と也英が述懐しているところです。
すなわち、
多くのひとには「夢」も「チャンス」も「障壁」も、ある程度、与えられている
しかし、
それらを実現していく過程において、「いったん」、足や歩みや思考を止めてしまうと、
ふたたび、
動き出しはじめるときには「何倍の初動負荷=はちゃめちゃ力が必要(自転車のペダルを踏み出すときの力を思い出してもらえるとよいのかな、と思います)」がかかる。
すなわち、ひとは「動かなくなる」のではなく「動けなくなる」のである
ここで、ひとは動くのを辞めてしまったり、あきらめたりしてしまう。
・
・
・
だから、大切なことは、あまりに月並みだが・・・
どんなに、小さな歩幅でもよいので、
足や歩みや思考を止めないことなのだ。
すなわち「動けなくならない」ように「動き続けること」なのだ、と。
▼
映画の後半、也英は、ある理由によって「動けなくなりつつ」あった自分の息子に語りかけます。
親の期待になんて
答えようなんて思わなくていいから
綴(つづる)には、
自分の人生を決める権利がある
それが間違いでも、失敗でも
人生にとっては「何かしらの意味」があるから
・
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これも、噛み締めたくなる深い言葉です。
一方、わたしはこうも思いました。
人生それ自体、人生そのものに「意味」があるわけではない
というよりも、
あなたが「動くこと」で、自分自身の人生を「意味あるもの」にする
のではないか、と。
▼
今日は「動く」ということで、わたしたちの人生を考えてみました。
いったん動きをとめれば、動かなくなる、というよりも、動けなくなる。
どんなに小さな歩幅でも、どんなにちっぽけな段差でもいい。
動け!
ここではない、どこかへ
人生を意味を見出すために
自戒を込めて
そして人生はつづく
ーーー
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