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2023.1.26 08:36/ Jun

「KKD(勘と経験と度胸)にもとづく人事」と「データにもとづき、戦略に貢献する人事」へ:HRリーダーの皆さん、教室を出たら「事」を為してください!

 日本の人事は、変わってきたなぁ・・・
    
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 昨日は、パーソル総研さんが毎年開講している「人事リーダー育成プログラム:HRリーダーズフォーラム」の成果報告会でした。
   
 HRリーダーズフォーラムは、各社の若手人事パーソンが、自社の人事課題・組織課題を分析し、自社にもっともフィットした改善策を提案する8ヶ月のプログラムです。日本の名だたる企業の若手人事パーソンが参加なさり、今年で5年目を迎えます。
   
HRリーダーズフォーラム
https://rc.persol-group.co.jp/hrlf/
   
 このプログラムは、今年から同社会長(立教大学客員教授)の本間浩輔さんがコーディネータをつとめられております。中原も、ADKホールディングスCHROの櫻井功さんとともに、5年前の立ち上げ(前社長の渋谷和久さんからお声がけいただきました)から監修者をつとめさせていただいております。
   
 昨日の成果報告会には、同社の萱野社長、立教でも教鞭をとっておられる同社・コンサルタント(立教大学客員教授)の佐々木聡さん、カゴメ株式会社 常務取締役 CHO(最高人事責任者) 有沢正人さんもご参加になり、成果発表会は大変盛り上がり、終了しました。
   
 どの受講生の方々も素晴らしいご発表をなさっていました。本当にお疲れ様でした。
    
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 成果発表会で、今期の受講生の皆さんのご発表を伺っていて、まず実感したことは、
   
 各社の事業が「待ったなしの変革期」を迎えているな
     
 という実感です。ここで大転換しなきゃ、本当にやばい。ここで、何とか、事業を立て直さなければ10年後は、マズイかもしれない。
       
 各社、ここで舵を切り間違うと、まずい・・・と思っているんだろうな
   
 ということが、プレゼンのなかから、ヒシヒシと伝わってきました。
    
 自動車、商社、銀行、IT・・・今、大変革期を迎えている業界は少なくありません。そこに漂う「緊迫感」みたいなものを強く感じました。
    
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 また一方で、
   
 人事の世界も、この20年で、本当に、変わったな
   
 と思いました。
  
 かつて20年前くらいの人事の成果発表会といえば「KKD(勘と経験と度胸)で押し切りました」という「根拠レス」の発表とか、「うちの会社は特殊なんです。だから、これでいいんです、文句ありますか?」みたいなロジックレスの発表とか「現場が受け入れてくれないんで、現場のデータ、とれないんっすよ、テヘペロ的な発表」も、少なくなかったように思います。
   
 しかし、これが大きく転換しています。
 様々な人事指標とデータをクロスさせ、ロジカルに発表を行える方が本当に増えた印象です。また、企業戦略、事業戦略を実現するために、人と組織をどうアラインさせていくか、という視点も盛り込まれるようになりました。発表のレベルが、毎年上がっている印象を受けます。まことに素晴らしいことです。
   
 つまり、
  
「KKD(勘と経験と度胸)にもとづく人事」から「データにもとづき、戦略に貢献する人事」に大転換が起こっている印象
   
 を持ちました。そして、この動向は、さらに続いていくだろうな、と思います。
   
 まぁ、こういうと「そんな人事部ばかりじゃない」とか「それは一部だ」という声も聞こえてきそうです。まぁ、そうでしょう。変わらないものは、変わりません。でも、変わっているところは、変わります。だから、おそらく「猛烈な格差」が生まれるでしょう。
  
 また「KKDも大事だ」というご意見も生まれそうです。それもそうです。データとKKDはトレードオフではありません。両者持っているとパワフルです。だからデータも扱えると、そこに「格差」が生まれます。
  
  ▼
  
 今回成果発表会で、多くの企業の試行錯誤の様子を拝見させていただいて、
  
 各社の事業が大転換期に入っているのと同時に、
   
 各社の人事も大転換期に入っている
   
 ということを感じました。
  
 人手不足のなかの、この大競争時代に「よき人材」を集めるべく、いかに「よい組織」をつくり、新陳代謝をはかるか。難しい課題ですが、「待ったなし」の状態にあるような気がしました。
  
 ▼
   
 成果発表会の最後には、受講生の皆さんには、
   
 教室を出たあとは「事」を為してください!
   
 と申し上げました。
   
 人材開発の目的は「学ぶこと」ではなく「学んだことを事につなげ成果をだすこと」です。これは、わたしが20年弱変わらず、卒業生におかけしている言葉です。リーダーズフォーラム、ご卒業おめでとうございます。
  
 「事」を為し、またお会いしましょう。
  
 最後になりますが、事務局の村山さん、田原さん、本当にありがとうございました。このプログラムには、立教大学中原ゼミから学生インターンも受け入れてくださっています。学生を受け入れてくださった各社人事部の皆様、そしてナイスフィードバックをいただいた事務局の村山さん、田原さんに心より感謝いたします。
  
 中原ゼミの、りゅうのすけ、なお、ちからもお疲れ様でした。各社の人事パーソンの皆さんに機会をいただき、多くを学べたことと思います。
   
 本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
   
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 今日は別の成果発表会。
 ここ三週間、成果発表会ウィークのまっただ中で大忙しです!
   
 そして人生はつづく!
       
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【ご案内】新刊「話し合いの作法」!:すべてのひとびとに、対話し、合意して、決断できるスキルを! 人事パーソンはもとより、現場のマネジャー、現場の先生方などなど「話し合い」のスキルを高めたいすべての方々にお読みいただきたい一冊です!
   

新刊「話し合いの作法」(AMAZON予約)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569851843/nakaharalabne-22
     
 同書の内容をサクっと学べる動画も公開されています。どうぞご笑覧くださいませ!
     
■仲が良くても心理的安全性が低い残念な理由【中原淳 立教大学経営学部教授】
   

    
■“残念な話し合い”5つの病【中原淳 立教大学経営学部教授】
   

  
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【人事・採用ご担当者さまへ】御社で人材開発・組織開発のプロフェッショナルを採用しませんか?
   
立教大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 リーダーシップ開発コース(以下、LDC)では、経営学を基盤にしながら、次世代のリーダーシップ開発(人材開発・組織開発)を企業・組織で推進することのできる高度プロフェッショナル人材を育成しています。
  
このたび、このコースを修了した大学院生の皆さん(卒業生ネットワーク:アルムナイネットワークのメーリングリスト:アルムナイネットワークは、卒業生の自主的な活動です)に対して、企業人事の皆様が「採用情報」をお届けいただけるサイトを開設いたしました!。利用上の注意をご高欄いただき、適宜、ぜひ、ご利用くださいませ。無料で情報を送付いただけます。
   

    

    
■立教大学大学院・採用情報発信サイト■
https://ldc.rikkyo.ac.jp/recruit/
     
【立教大学大学院で大学院生として学びませんか?】
 授業は「フルオンライン」。授業は金曜日夜と土曜日だけ行われており、2年間で、修士(経営学)が取得できます。来年1月に願書提出、2月に入試が予定されています。
    
 在学生などの声、リーダーシップ開発コースでの授業の様子について知りたい方は、ぜひ、下記のニュース欄をお読みくださいませ!
     
ひとづくり・組織づくりの大学院での「学び」とは?
https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/
           
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【アンコンシャスバイアス研修・内製化ツールキット開発!】武蔵野大学・島田徳子先生、ダイヤモンド社の皆さん(広瀬一輝さん、永田正樹さん)との数年にわたる共同研究と、NPO法人日本ブラインドサッカー協会との連携で、スマホで手軽に受検できる「アンコンシャスバイアス測定テスト」と、内製化研修(プレゼンキット)を開発しました!。この問題は、学術的な背景などは、わたしどもが、テスト結果に基づき動画像(ビデオ)で解説させていただきます。ご利用くださいませ! ご自身の組織にもっともフィットしたアンコンシャスバイアス研修をつくることができます。どうぞご利用くださいませ!
      
  
■アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)のWebページはこちら!■
https://jinzai.diamond.ne.jp/ub/unconscious-bias/
      
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新刊「チームワーキング」がオンライン管理職研修になりました。JMAMさんからのリリースです(共同開発をさせていただいた同社の堀尾さん、ありがとうございました。中原は共著者の田中聡さんと監修をつとめさせていただきました)。どうぞご笑覧ください! 
       
「チームワーキング研修版」リリースされました!
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/
   
「チームワーキング」が「アセスメントを絡めた管理職研修」として利用されております。モニター利用各社の人事担当者の皆様、開発担当者の堀尾さんと、座談会をさせていただきました。ぜひご覧くださいませ!
   
チームワーキング座談会
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/case/index.html 
  
 書籍「チームワーキング」の方も、おかげさまで「重版」を重ねております。応援いただいた皆様に心より感謝いたします。
     
    
 
https://amzn.to/3esCOrW
         
すべてのリーダー、管理職にチームを動かすスキルを!
ニッポンのチームをアップデートせよ!           

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立教大学経営学部 中原ゼミ4期生、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!デンソー様、東急不動産SCマネジメント様、ラインズ様、日水コン様、リリカラ様など、20社を超える企業で、内定者研修・新入社員コンテンツの一部として、ご利用いただいております。
  
内定者の論理思考力、質問力などの工場、強みの発見、内定者同士の関係構築を、オンライン・オフラインで行えます。スライド、ワークシート、動画など完全完備。企業ごとに内製化してお使いいただけます。
     

    
立教大学経営学部 中原ゼミ、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中!
https://jinzai.diamond.ne.jp/rp/prospective-employee-workshop/

 どうぞご高覧くださいませ!

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 職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS(オーディ・アトラス)」が多くの職場で使われはじめています。サーベイはもとより、それをいかに「フィードバック」するかに焦点をあてたツールです。ワークショップも開発しております。どうぞご笑覧くださいませ!
   

職場診断ツール&ワークショップ「OD-ATRAS」 (パーソル総合研究所・中原の共同開発) 
https://rc.persol-group.co.jp/consulting/survey/service/od-atlas.html
   
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【好評発売中】1on1のコツをまとめた映像教材を、中原とPHPさんで共同開発しました。上司用、部下用あります。1on1について「同じイメージ」をもつことができます。どうぞご笑覧くださいませ!
     
上司と部下がペアで進める 1on1 振り返りを成長につなげるプロセス(上司用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061
  
経験を成長につなげる1on1(部下用)
https://www.php.co.jp/dvd/detail.php?code=I1-1-061   
  
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【祝・eラーニング完成!】中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース完成しました。リーダー・管理職になる前には是非もっていたいフィードバックスキルを、PC、スマホ、タブレット学習可能です。ケースドラマでも学べます! 
     
中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
   
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q    
  
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新刊「フィードバック入門:耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術」絶賛発売中、13刷重版出来です!。AMAZON総合13位、1位(マネジメント・人材管理カテゴリー、リーダーシップカテゴリー)を記録!年上の部下、若手のトンガリボーイ、トンガリガール。職場には、多様な人々が集っています。難易度の高い部下育成に悩む管理職向けの新書です。どうぞご笑覧くださいませ。スピンアウト企画にDVD教材「フィードバック入門」、研修、通信教育もあります。こちらもどうぞご笑覧ください。
     

   
『フィードバック入門』スピンアウト企画
https://www.php.co.jp/seminar/feedback/
    
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【泣くな!新米管理職!】
  
おかげさまで10刷重版出来。「駆け出しマネジャーの成長論」は、「実務担当者」から「新任管理職」への役割移行をいかに進めるかを論じた本です。「脱線」をふせぎ、成果をだすためには「7つの課題」への挑戦が必要であることを解説しています!全国の管理職研修で用いられています。どうぞご笑覧くださいませ!
  

  
パーソル総合研究所と中原は、このテキストをもとにした「マネジャーになる研修」を開発しました。種部吉泰さんとディスカッションは、非常に楽しいものでした。このコースについても、どうぞご覧くださいませ!
  
「マネジャーになる」 研修:プレイヤーからマネジャーへの移行期支援プログラム
https://rc.persol-group.co.jp/seminar/become-a-manager.html
    
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
「新人研修をアップデートするための5つのコンセプト」に基づいて開発された、中原が監修をつとめる新人研修プログラムです。全4回にわたって実施する「オンライン研修」と「現場での実践&振り返り」を往還することによって、新人期に直面する壁を乗り越え、トランジションを果たせるよう手厚くサポートできるようになっています。経験学習を習慣化するほか、ストレスマネジメント、フィードバック、ジョブクラフティングなどについて学ぶことができます。
  

Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/k00HD0024/
          
OJT指導員向け・短時間&動画で学べる 部下育成スキルの動画もございます。中原が新人育成のポイントについて解説しています!
   
短時間&動画で学べる 部下育成スキル・解説動画
https://jinzai.diamond.ne.jp/items/000HD6260/

    
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新刊「研修評価の教科書」好評発売中です。アカデミックな知見に根ざしつつも、実際の企業のなかで実践可能な研修評価とは、いかにあるべきか。「企業における」研修評価のあり方を論じた本です。質問事例などのワークシートなどもついております。3つの企業事例も含まれています。どうぞご笑覧くださいませ。
   

新刊「研修評価の教科書:数字と物語で経営・現場を変える」
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これまで税務・法律の観点からしか語られなかった「企業合併(M&A)」の問題に対して、ひとと組織(人材開発・組織開発)の観点からアプローチし、シナジーを生み出す可能性を考えます。
  
M&Aという「巻き込まれ事故」に関わってしまった経営企画・人事・現場の管理者・リーダーの皆様にぜひお読み意いただきたい一冊です!
  

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