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2022.11.25 08:14/ Jun

年齢が上がると「急流すべり」のように急減少していくもの!?

 ひとは、年齢が上がればあがるほど、他者からのフィードバックを受けられなくなる傾向があります。要するに「誰に、何も、言われなくなる」。これは、どの調査をやってみても、そうです。
 とりわけポジティブなフィードバックの減りっぷりといったら、いわば「急流すべり」のようなものです。あっという間に地べたをはい、他人から投げつけられる「ふん、やってあたりまえじゃん!」になる。
  
 若い時分は、「よくできたね」「ここがすごいじゃん」と言われていたものが、
 
 「やって、あたりまえ!」
 「できて、あたりまえ!」
 「何、まだ、その年になって、他人から褒められたいの?」  
 「褒められたいなら、自分で自分を褒めなよ!」  
     
 という風になります(笑)。
   
 特に・・・どうも、この国には、
   
 年齢を重ねたひとに、フィードバックするのは、面倒くさい
     
 年齢を重ねたひとに、フィードバックするのは、気が引ける
     
 年齢を重ねたのに、褒められたいひと、なんて幼稚だ
     
 と思ってしまうひとが少なくないように思います。
 ま、みな、忙しいですから、声をかけるなら、若いメンバーにしぼりたい、というお気持ちもわかります。
  
 これは、僕の周囲N=100くらいの肌感ですが。
 皆さんの職場はいかがでしょうか?
  
  ▼
   
 しかし、わたしは、一方で、知っています。
   
「社長業なんて、誰にも認められませんから」
     
 とぼやく社長の皆さんを・・・
  
「管理職は、謝罪型リーダーシップですよ」
  
 と嘆く管理職の皆さんを・・・
    
「教師は大変な仕事なんですが、先生の頑張っているところを見てるよ、と言われたいですよね」
   
 とおっしゃる先生たちを・・・
    
「このプロジェクトで、これだけ頑張っているのに、会社に認められている気がしない」
   
 と新橋の赤提灯でグダグダ飲んでいるビジネスパーソンを(笑)。
    
  ▼ 
   
 要するに、端的にいえば、下記の妄想的仮説が成り立ちます。
  
 ひとは、どれだけ年齢があがっても、経験があがっても、認められたい
     
 ひとは、どれだけ年齢があがっても、フィードバックが欲しい 
  
 さらにいうなら
  
 ひとは、どれだけ年齢があがっても、ポジティブフィードバックが欲しい
  
 ということです。
   
  ▼
  
 もちろん、ポジティブフィードバック、褒めるといっても、
  
 くす玉をわって、「パンパカパーン! おめでとうございます! 大金星でございます!」
  
 と大仰にやる必要はさしてありません(笑)。
  
 もっとも簡単なのは・・・
   
 相手のやったくれた仕事を、話題にとりあげ、「ありがとう!」といえるかどうか
    
 です。
    
 もっともっと簡単なことかもしれない。
    
「こないだのプレゼン、よかったじゃん!」
    
 これだけ。一声かけるだけ。
 小難しく考える必要なんてない。ポジティブフィードバックなんて英語を使う必要もない。
 これだけのことじゃないの(笑)
            
  ▼
    
 今日は褒められること、ポジティブフィードバックと年齢との関係について書きました。
  
 褒めて伸びる「子ども」
  
 なんて言葉がありますが、
  
 褒めて伸びるのは「大人」も同じ
  
 かもしれませんよ。
  
 そして人生はつづく
      
 ーーー
    
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