2007.11.17 07:44/ Jun
先日、電車に乗っていたら、隣に立っていた女子高生たち(女子中学生かも!?・・・お化粧もしている?し、見た目ではわからん)数名が、こんな話をしはじめた。
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究極の選択。
メールの内容がしょーもないイケメンがいいか、メールはオモロイブサイクがいいか。どっちがいい?
—
彼女たちのしゃべり言葉は「書き言葉」で再現するのが難しく、本当はこんな風に言っていなかった気もするけれど、大枠は間違っていない、と思う。要するに、彼女たちが喋っていたのは、「あっちが立てば、こっちが立たない」式の「究極の選択」についてである。
この「究極の問い」に対する彼女たちの意見はまっぷたつに割れて、半分の子たちは前者を選び、半分は後者を選んでいた。どちらかといえば、前者が多かったかな。
でも、話の内容を聞いていてすごく思ったのは、「メールの内容」というのは、彼女たちにとってプライオリティが非常に高いのだ、ということ。「(つきあいが)長続きするかしないかは、メールにかかっている」と豪語する女の子もいた。
話の中では、全員が同意したこともあった。
「メールのレスの遅い男はイケてない」
これなんかは、別に「社会人」でも言えることだと思うので、あながち間違っていないかな、と思った。
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今から1000年の昔、清少納言や紫式部が平安文学をしたためていた頃にも、女性たちの関心はそこにあった、ように思う。風流で粋な「文」をしたためることのできる男と、いなかびた「文」をしたためる男。
「文」は「手紙」に変わり、「手紙」はやがて「メール」に変わったけれど、人々の関心はあまり変わっていないのかもしれない、と思った。
もちろん、オモロイメールの書き方なんて、学校では教えてくれない。というか、本当に重要なことは、自分で失敗を繰り返しながら学ぶしかない。
これから思春期を迎える男の子たちは、いろいろやることがあって大変だねー。
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追伸.
それにしても、オモシロイメールというのは、どういうメールなんだろう。絵文字満載? タイミングがいいってことかな? ウィットとアイロニーに満ちている? そんな高校生はイヤだな。
いずれにしても、「今帰る」か「了解」しか打つことがない僕は、間違いなくオモロナイメールの書き手であるようだ。
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