2020.4.17 11:56/ Jun
先日、Yahooアカデミアさん主催で開催されていただいた「ニッポンのオンライン授業カンファレンス2020」ですが、事後アンケート結果がでました(N=398)。お答えいただいた皆様、とりまとめをしてくださったヤフーアカデミアの伊藤羊一さん、ありがとうございました。
下記、いずれもサクっとした報告・分析・速報値なので、統計的に云々とかは言わないように(笑)。あと、今回のアンケートは、自発意志でご参加いただいた方が母集団であることをどうかお含み置きください(僕は、これを研究としてやっているわけではありません。あくまで社会貢献です)。
なお、「ニッポンのオンライン授業カンファレンス2020」の動画アーカイブは、下記にてYahooアカデミアさんにより公開されております。
どなたでも無償で視聴いただけます!
どうかご笑覧ください。
また実践ノウハウを交換するFacebookグループも運営されており、伊藤羊一さんがケアしてくれております。よろしければご参加くださいませ!
「ニッポンのオンライン授業カンファレンス2020」の無料動画アーカイブ
https://paper.dropbox.com/published/2020–Axz1szMfrgJZDDjqQUd0hNC3Bg-4Mnqd5dACJCJQlFDOrWS8Gk
学びをとめるな!オンライン授業ノウハウ共有コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/237935664022589/
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まず、今回のカンファレンスの参加者の年齢からご紹介させていただきます。
今回の参加者は30代が20.4%、40代が37.2%、50代は30.2%でした。なかには10代ー20代の方もいらっしゃいました。
ちょっと面白かったのは、参加者の皆様、カンファレンスに参加する「前」の「オンライン教育に対する姿勢」をざくっと聞いたところ、「(オンライン教育に対して)積極的」「やや積極的」な割合が、やや少ないのは「30代である」という結果がでました(笑)
もちろん、自発意志で参加するカンファレンスなので、皆さん、「意欲的」なのですけれども(笑)。年齢があがってくる60代以上は、なんとなくわかるけれども、30代の皆さんも、すこし厳しい。
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次に、カンファレンスに参加する前、オンライン教育に対して、どういうイメージを、皆さんがお持ちかというと、これも面白いですね。
オンライン教育が「学びをとめない有効な手段」がダントツなのはよくわかるとして、「ハードルが高いイメージ」とか「やむをえないイメージ」も高いですね。
やはりオンライン教育は「新しいものである」という認知も高いので、そこに「学習コスト」が発生することが皆さん不安なのかもしれません。そりゃ、そうですよね。僕もそう思います。「学び直し」ってね、大変です。
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それでは、実際にカンファレンスを体験して、そのイメージが「よい方向に変わったのか」「変わらなかったのか」、はたまた「悪い方向に変わったのか」を示すデータが下記です。
72.1%の方々が「よい方向にイメージが変わった」とお答えになっています。まことに嬉しいことです。
それでは、カンファレンスを終えたあと、どんな気持ちになったのか。それを示したのが下記のグラフです。年齢事に出してみました。
多くの世代の方々にとって「不安が解消」されたようでよかったです。30代の皆様にも「自分にもできそう」とか「スキルを学び直してみたい」と思っていただけたほうで、ホッとしました。
オンライン教育の今後は、いかに「学び直し」の機会を提供するか、というところに課題がうつってきますね。このあたりは、国レベル、教育委員会などのレベルで、ぜひご検討いただきたいと個人的には思っております。せっかく多くの方々が「自分にもできそう」「スキルを学び直したい」「楽しそう」と思ってくださっているのだから、この声に応えるような「場」や「機会」がもっと増えていくことが重要なのではないでしょうか。
学びをとめない!
そのためには
教えるひとの、学び直しが不可欠です!
学び直しの機会を、本人まかせにせず、そうした機会を、国をあげてつくっていくこと、支援していくことも、一計なのではないでしょうか? それは結局、ニッポンの教育のクオリティを高めることにつながることと思います。
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さて、これで「ニッポンのオンライン教育2020」は終わりました。
これがどのような経緯で生まれたのか、そして、どのような会だったのかは、下記をご覧ください。
【無料動画大公開】ニッポンのオンライン授業カンファレンス2020、オンライン授業のノウハウ動画を無料でどなたでもご覧いただけます!
http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/11523
「ニッポンのオンライン授業カンファレンス2020」の無料動画アーカイブ
https://paper.dropbox.com/published/2020–Axz1szMfrgJZDDjqQUd0hNC3Bg-4Mnqd5dACJCJQlFDOrWS8Gk
最後になりますが、伊藤羊一さんはじめ、多くの企画会議にご参加いただいたみなさま、当日の運営をご担当いただきましたヤフーアカデミアさま、コードタクトさま、そして1000人のインフラを支えてくださったNECネッツエスアイの皆様、芦澤美智子さま、牛島祐之社長。
10人の講師の皆様、講義のログをとってくださったロガーのみなさま、グラレコ隊のみなさま、多くの有志の皆様、ご参加いただいた参加者のみなさまに、感謝いたします。
ありがとうございました!
そして人生はつづく
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