2020.3.19 08:02/ Jun
3月23日(月曜日)は、ブログの更新を行いません。火曜日3月24日にお会いしましょう!
オンラインのチームワークは「持ち寄りパーティ」である?!
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春学期からの授業やワークショップなどなどで、ZOOMやら、Kintoneやら、Slackやらなどのオンラインツールを用いる可能性が高いため、暇を見つけては、いろいろな「実験」を繰り返しています。
こんなときだからこそ、学びをやめない、諦めない。
最近のITには、それほど詳しいわけではないですが、一念発起して、僕自身が学び直しています。
といいますのも、あまりオンモ(お外)にいくこともできないですよね。だから、新学期の授業スライドをつくりながら、たまたま入る打ち合わせをこなして、暇をみつけて「実験」をして、暮らしているという感じです。
いくつかのオンラインツールでも、とりわけZOOMは、かなり自分でも感覚がわかってきました。
どうやったら、授業になるのか?
どうやったら、グループワークやチームワークが進むのか?
はたまた・・・
ZOOMでは、何をやらかしたら「ハマ」るのか?
だんだんと感覚が身体知になってきた印象があります。
(まだまだ修行中ですが・・・)
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僕の行う授業は、対面授業は、ほぼアクティブラーニング型です。アクティブラーニングという言葉が手垢がつきすぎていて、いまや、それが何を意味するのかも、わかんなくなりつつありますが(笑)、まぁ、要するに、僕の授業はグループワークやチームワークが多い。
そして、こうした動きのある授業を、ZOOMで実現しようとするとき、ひとつ重要だなと感じていることがあります。
それは、
ZOOMでのグループワークやチームワークは、「持ち寄りパーティ」のように運営したほうがうまくいくのではないか
ということです。
(後述しますが、実は、これは対面状況下でも本当は変わらないのですが・・・ちょっとここでは、このままお読みください)
要するに、
あたかも「持ち寄りパーティ」をするがごとく、「まずは個々人がしっかりと思考したもの」を「持ち寄るかたち」でのグループワークがうまくいくのではないか
ということです。
より具体的には、ZOOMでのグループワークは、
1.各人が、与えられた課題に対して、まずは「個人」で考えてきて、
2.個人で考えたものをパワポや書類などに「外化(表現)」しておき
3.実際のグループワーク時間では、それらを「持ち寄り」
4.それぞれが外化物を画面共有などをしながら、ポイントアウトしていき
5.そのうえで話し合う
ほうがうまくいくのではないか、ということですね。
これに対して、わたしたちがよくやってしまう「対面状況下でのグループワーク」というのは、
1.その場で課題を与えられ、その場で個々人が「考える」
2.エイヤッとみんなで話し合い
3.その場でみんなで外化をおこない
4.その場で成果物をつくること
が多いのではないかと思うのです(いろいろ種類はあると思いますので、一概には言えませんが・・・)。
しかし、仮に、これが一般的な「対面状況下でのグループワーク」だったとして、ZOOMを用いてこうした「ざっくりとしたグループワーク」を行うのは、ここ数ヶ月の「実験」によると、なかなかハードルが高いな、という印象があります。
なぜなら・・・問題は先の
1.その場で課題を与えられ、その場で個々人が「考える」
にあるのです。
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それはなぜか?
皆さん、「個人が考える」ときには「沈黙」しませんか??
そして「オンライン」で沈黙が生まれたときには「気まずく」ないですか?
そうなんです・・・ZOOMでひとりひとりが沈黙し始めると、「なんとも言えない、気まずい空気」が流れ、なかなかうまく発言しにくくなりがちなのです。
お互いに意見をだすことに躊躇しあったり、意見を出すことにお見合いしてしまったりすることが頻発することが多いように思うのです。
だから、ZOOMでのグループワークやチームワークは、「持ち寄りパーティ」のように運営したほうがうまくいくのではないか、というのが、僕の結論です。
たしかに、対面状況下のグループワークと、ZOOMでのグループワークというのは、見た目は、グループに分かれて、コミュニケーションするところは似ています。しかし、それはディテールが少し違う。
しかし、それがスムーズに流れるためには、それらが「微妙」に異なることをより意識していた方がいいように思います。
要するに、
ZOOMでのコミュニケーションは、「個々人で考えているか、どうか」が、さらに問われます。
自分なりの答えを課題に対して考えてきたか、どうか、が問われます。
自分の頭で思考してきて、自分の考えをもっているひとびとがメンバーになったグループのやりとりはスムーズになる傾向があるように思います。
ちゃぶ台を返すようですが、おそらく、本来ならば、対面状況下のグループワークも同じなんでしょうね。
ただ、、、対面状況下では、課題をいきなりふられて、それまで何にも考えなくても、その場の雰囲気で、お互いに忖度し合いながら、どこかの誰かの発言に乗っかかり、何とかかんとか課題解決を行える。
リアルタイムのコミュニケーションは情報量が多いので、高度に情報をやりとりしながら、即興的に課題解決ができるのでしょう。
これは、逆にいえば、対面状況下では、即興的行為に甘えて
自分の頭で考えていなくても、フリーライドできる
自分の頭で考えていなくても、他人任せになれる
ということなのかもしれません。
しかし、ZOOMなどのオンラインツールは、ネットワークの帯域は限られておりますし、情報量にも制限があります。またどうしても、そこにはタイムラグも起こります。
そうした「制約」のある環境では、「その場の雰囲気で、お互いに忖度し合いながら、なんとか課題解決を行う」ような即興性は、封じられる可能性がある。
だからこそ、
オンラインのグループワークは、自分の頭で考えてきたかどうかが、如実に見える化しやすい
のではないか、というのが僕の結論です。
そして、それらのコミュニケーションは、いつでも「Recording(録画)」されている。
だから、個々人の思考の痕跡が、いつまでも顕在化することになりがちだ、といのは、妄想がいきすぎでしょうか?
Recording見直したらさ、おまえのいるオンライン会議って、いっつもしっくりこないよね。発言もあさってだし・・・ふだん、あんまり、考えてないよね?
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今日はZOOMでのグループワーク、チームワークについて書きました。
今日の話題は、教育機関のそれについて書きましたが、ある程度、このことは、「働くこと全般」にも言えるのではないでしょうか。
ここは妄想力を高めて、がんがん跳躍しまくって話ますが、最近、僕が思っていることのひとつに、下記の仮説があります。
それは、
テレワーク・リモートワークとは「個人で考え、仕事を前に進められるひとかどうか」を「白日のもとに見える化」してしまう
のではないか、というものがございます。
ひいては、
テレワーク・リモートワークとは、いわゆる「働かないおじさん(給与に生産性が見合っていないひと)」への成果プレッシャをさらに高めてしまう
のではないか
と思います。ただでさえ、企業は先行き不透明で、業績は厳しいのです。無言の圧力はさらに強まる気がします。
といいますのも・・・
テレワーク・リモートワークは「個人のアウトプット」が見えやすいのです。逆にいうと、そこに注目が集まる。だから、成果プレッシャーが高まる。
さらに、ITリテラシーも一発で見える化する。いつまでたっても、オンラインのツールは使いこなせないひとがいる一方で、ZOOMをやりながら、Slackを使って、別でコミュニケーションをとれるひともでてくる。すべてが一発で見える化するのです。
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あのさー、あのひとがメンバーに入るオンライン会議って、いっつもうまくいかないよね。会議に入る前に、自分の頭で考えてきてほしいんだよね。いっつも、黙ってるだけだしさ。しゃべったと思ったら、あさってだしさ。
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まぁ、、、妄想かもしれませんが。
でも、これ、日本中で今、起こっているような気がする。
まぁ、またこれは別の機会に詳細に論じていきましょう。
そして人生はつづく
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