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2019.3.15 06:37/ Jun

相手の「成長」を信じれば信じるほど「饒舌」になれない理由!? : 「失敗すんじゃねー」と「失敗してもOK牧場」の狭間の悶絶!?

 ひとは誰しも「失敗」をします
 しかし、「失敗」をしたときこそが「成長の源泉」
  
 だから、教師や管理職は、本人の「成長」を信じて、ときに「失敗するかもしれない難しい仕事」を任せます。
 成長を信じるならば、失敗を許容し、相手の挑戦をうながす「言葉かけ」を行うことが重要です。
  
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 と、サラーンと安易に、ものの本にはかいてあります(自爆)
  
 しかし、よくよく考えてみると、これが「綺麗事」かということがわかります。
 いや、「綺麗事」といいましょうか・・・「失敗を許容しながら、成長をうながす」ということが、4回転トウループ並に、実に難しいことに気づかされるのです。
  
 ていうか、OKY。
  
 安易に、そんな表現を書籍で見ようもののなら、
  
 おまえが(O)、来て(K)、やってみろ(Y)
  
 と安易な著者を問い詰めたくなること請け合いです(自爆)。
 今日は、このことがいかに難しいかを考えてみましょう(自爆)。
  
 自爆しすぎです(泣)
    
  ▼
  
 だってよー、あんちゃんよー。
   
 まず、今、挑戦を目の前にして、もしかしたら失敗するかも知れない「本人」に
  
 「失敗するなよ」
 「失敗したら、ダメですよ」
  
 とは言えないわけです。
  
 文字通り、仕事なんだから、失敗されちゃ困る。
 真剣に取り組んでくれなきゃ困る。
 それに「失敗するなよ」と脅迫すれば、本人は、
  
「だったら、挑戦するの、やめます」
  
 となります。
 だから「失敗すんじゃねーコルァ」とは口が裂けてもいえない。
   
  ▼
  
 でも・・・その反面、一方で、
  
 「失敗してもいいんだよ」
 「失敗してもOK牧場」
  
 とも、おそらく、言えません。
  
 ま、「安易に失敗されちゃ困る」でしょ。

 しかし、それ以上に怖いのは、ここは意外に見落とされがちなのですが、教師や管理職の「失敗してもいいんだよ」というメッセージは、3割くらいの確率で(勘ですが、そんなもの)
   
 「あっ、わたしって、信用されていないんだ」
 「あっ、わたしって、能力がないと思われてるんだ」
 「きっと失敗するって、思われてるんだ」
   
 「だったら、もういいや、挑戦するのやめとこ」
 「だったら、失敗しないように、そもそもハードルさげよう」
   
 と解釈されてしまうのです。特に若年層であればあるほどそうですね。結構な確率で・・・。
    
 教師や管理職は、気を遣って、失敗を許容する意味で、よかれと思って「失敗をしてもいいんだよ」と言ったのに、それが、まったく逆の効果をもってしまう。
 「失敗を許容したつもりが、挑戦を阻害する結果」を生み出すのです。
  
 ということは・・・挑戦する相手を目の前に、教師や管理職は、論理的には
  
「失敗するなよ」ともいえず「失敗してもいい」ともいえない。
   
 つまりは、
  
 「失敗するかもしれない難しい仕事」を任せるときには、
 教師や管理職は「饒舌」にはなれないのです。
  
 ただただ、見守るほかはない。「失敗を許容し、相手の挑戦をうながす言葉かけ」というのが、いかに難しいか、わかりますね。
   
  ▼
   
 今日は失敗を許容するということ、失敗をおそれず挑戦させるということが、実は、難しいのだ、ということを考えました。とはいえ、この難行を何とかやりとげ、相手を発達的成長にうながすことが重要であることは、言うまでもありません。だからといって、あきらめるわけにはいかない。
   
 それでは今日の問いです。
     
 「失敗するなよ」ともいえず「失敗してもいい」ともいえないとき
 あなたは、成長を信じる相手に、どのように働きかけますか?
     
 そして人生はつづく
   
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