2018.11.9 06:41/ Jun
脳がちぎれそうになるほど、考えさせる問い
相手に振り返りをうながすような、意外な方向からの問い
・・・小生、まだまだ修行中ですが、そんな「問い」の与え手になりたいと常日頃から願っています。
個人的な信念を申せば、教員の仕事の本質とは「考えさせること」であり「ともに考えること」です。「問いについて問うこと」は、教えることの本質ではないか、とすら思ってきます。
最近、朧気ながらわかってきたのは、ぐっと考えさせる問いには、いくつかのパターンがあるのかな、ということです。下記に少しメモとして書き出してみましょう。
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1.「もし仮に・・・だとしたら」の問い
相手がたっている状況、見ている風景を変えて、本質的に相手が何をしたいのかを考えさせる仮定法的な問い。
もし仮に、あなたが・・・だとしたら、あなたは何をしますか?
もし仮に、あなたが・・・の立場におかれたら、あなたは、何に取り組みますか?
もし仮に、あなたが、この場のルールを一個だけ変えることができるのだとしたら、何を変えますか?
2.「今、ここ」の問い
今、自分のなかには、どのような感情がわきおこっているのか。それについて、どのように思っているのかを問う問い。
今、あなたの心のなかでは、どんな感じがしますか?
今、あなたは、何を感じていますか?
3.「そもそも」の問い
相手に「そもそも」を考えてもらう問い。より遠いビジョンや、将来のことを考えさせる問い
あなたは、そもそも、何をめざしているのですか?
あなたが、自分のメンバーと見たいなと思う将来の光景は、どんな光景ですか?
過去のあなたが、今のあなたを見たら、ことを感じますか?
4.「自分事化」の問い
何らかの出来事に対して、自分にとっての意味を求める問い。
この出来事は、あなたにとって、どんな意味があったのですか?
この出来事から、あなたは何を学びましたか?
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まぁ、これ以外にもたくさんあるでしょう。
問いについて問うことは、無限です。それこそ、そのあり方を問うていけば、枚挙に暇がないのですが、個人的には、こんな問いがぐっと考えさせる問いにつながるのかな、と思います。
皆さんは、ふだん、面談や面接、教育の現場などで、どんな問いを発していますか?
お互い、よき問いの与え手になりたいものですね。
問いのデータベースってあったらいいのにな。
ともかく・・・一週間お疲れ様でした!
そして人生はつづく
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編集を担当してくださった、経営学部3年生の尾花俊弥さんには、この場を借りて、御礼を申し上げます。ありがとうございました!
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