2018.6.11 06:00/ Jun
先週末は「山」に囲まれたところで、ゆっくり過ごしました。
子どもと遊んだり、BBQを囲んだり、ブラブラと散歩をしたり。
山で過ごす時間は「1時間1秒」ですね。
あっという間でしたが、楽しい時間でした。
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年をとりはじめているせいなのでしょうか、
ここ数年、「山で囲まれたところ」で過ごしたい願望が、日に日に
増しているような気がします。
幼い頃から、「周囲を山で囲まれたところ」に暮らしていたせいか、
そういう場所がとても落ち着くのです。
山から吹き下ろす「清涼な風」に身をゆだねていると、
張り詰めた心の糸が、ふっと緩むのを感じます。
「周囲を山で囲まれた場所」は、僕の「原点」なのかもしれません。
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山が好きなのは、「もうひとつ理由」があるのかもしれません。
どっしりと動かない山。
いつも、そこにあり、明日もそこにある山を見ていると、
自分の抱えている「悩み」や「とらわれ」が
猛烈に「ちっぽけ」に思えてくるのです。
僕が、世間で、どんなことを成し、何を考えようとも、
この自然は、これから300年、ほとんど変わらない。
昨日までの300年間同様、これからの300年も、そこにあるだろう。
僕が、何を思い悩もうと、何に焦りを感じようとも、
山は、今日も、明日も、ここにある。
そう思うと、ふっきれるのです。
「短い人生、思う存分、やってみようか」という気持ちに
なるから不思議です。
単純?(笑)
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山は、今日も、明日も、そこにあります。
清涼な風にあたり、遠くを見つめると、
一遍の詩を思い出してしまいます。
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山では枯木も息を吐(つ)く
ああ今日は好い天気だ
路傍(みちばた)の草影が
あどけない愁(かなし)みをする
これが私の故里(ふるさと)だ
さやかに風も吹いている
ああ おまえはなにをして来たのだと……
吹き来る風が私に云(い)う
(中原中也「故郷」より一部抜粋)
▼
山は、梅雨の滴をえて、いつにも増して、青々としています。
そして、
おまえはなにをして来たのだ、と吹き来る風が
僕に問いかけます。
今週も一週間頑張りましょう!
そして人生はつづく
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先週は、妻ともども異常なほどスケジュールが立て込み、また家族が体調を崩したり、天気が悪かったりで、この週末の旅行は危ぶまれました。お誘いいただいたFさん、はじめ、御一緒させていただいたみなさま(Mさん、Yさん、Sさん)に心より感謝いたします。ありがとうございました。
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