2017.10.10 06:09/ Jun
あなたは「耳の痛いこと」をきちんと部下に伝えられていますか?
あなたは「立て直し」につきあっていますか?
はじめてのリーダー、管理職になるあなたへ
耳の痛いことの通知や、立て直しにつきあう自信はありますか?
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はじめてチームリーダー、管理職になる方に、ぜひともお贈りしたい部下育成法「フィードバック」の本ができました。新刊「実践!フィードバック」が10月19日発売です(現在、AMAZONで予約販売がはじまっています)。
実践!フィードバック
http://amzn.to/2z8Ps8B
前著である新書「フィードバック入門」は、おかげさまで7刷・約3万部をこえ、多くのリーダー、管理職の方々にお読みいただける書籍になりました。心より御礼を申し上げます。
フィードバックとは、さまざまな定義がございますが、要するに、要素にわけますと下記の2点です。
1.耳の痛いことであっても、部下に「現状」を通知する技術
2.部下の意見を傾聴し、立て直しを支援する技術
これらは「部下育成にとってぜひとも身につけておきたいスキル」ではありますが、これまであまりこれらの両者を真正面から扱った書籍はございませんでした。新書「フィードバック入門」は、ここにお答えした新書ということになります。
その後、「フィードバック入門」をお読みいただいた多くの方々から、さまざまなお問い合わせをいただきましたが、もっとも多かったのは
はじめてチームリーダー・管理職になる人向けの、より易しい本ができませんか?
というご要望と
参考になるフィードバック事例や、会話例とかをもっと収録して欲しい
というリクエストでございました。本当にありがとうございます。
そこで、これらにお答えするべく出版企画を進めさせていただいたのが、新刊「実践!フィードバック」です。今度は新書ではなく、通常の書籍のかたちで、より大きな紙面で、フィードバックを学ぶことができます。
「はじめてチームリーダー、マネジャーになる」という人でも実践できるように、新書よりもさらに、さらに平易に、図やイラストで丁寧に解説することにつとめました。しかし、書かれている内容は、最新の知見に基づくものです。今回もいくつかの知見を追加して、最新の内容に保つことをめざしました。
また、すぐに役立つ会話例・フレーズを多数収録することをめざしました。
「悪いフィードバック会話例」と「よいフィードバック会話例」を対照づけて併置し、どのように部下とコミュニケーションをとったらよいかを解説しています。このような会話例やフレーズ集を収録した書籍は、これまでなかったと思います。
このような会話例やフレーズ集を繰り返し読むことで、フィードバックのスキルを体得することをめざしています。
ちなみに、会話例やフレーズ集は、僕がこれまで行ってきたフィードバック研修で、もっともリーダーや管理職の方々の悩みが深かったものを厳選してあります。業種問わず、リーダーや管理職になった方なら、一度は出会うであろう事例ばかりです。
「とんがりボーイ(若手)」から、「海千山千の年上部下」まで、様々な部下の事例を収録させていただきました(笑)。
その他にも、実際の部下指導の際に使える「フィードバックシート」や、若手マネジャー3名にインタビューした「フィードバック事例」を掲載しています。
フィードバックシートはコピーしてワークシートとして用いることで、フィードバックの前に「脳内予行練習」を行うことができます。部下に耳の痛いことを通知し、立て直すためには、事前の準備が欠かせません。
フィードバック事例は、実際に、管理職の方々が相対した事例ですので、よりリアルにフィードバックを学ぶことができます。
匿名を条件にヒアリングにお答えいただいたリーダー、管理職の方々には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
以上が新刊のご案内です。
ぜひ手にとってくださいますと、ありがたいことです!
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最後になりますが、このたびの書籍化に関しては、PHP研究所の宮脇崇広さん、オフィス解体新書の杉山直隆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。とても楽しい執筆プロセスでした。
またフィードバックに関しましては、スピンアウトプロジェクトとして、同社と映像教材化などにも取り組んでいます。こちらは研修などで、そのまま用いることができます。スピンアウトプロジェクトの方は、同社の海野翔太さん、村上雅基さん、林順一さん、的場正晃さんらとお仕事をさせていただいております。心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
フィードバックプロジェクト特設サイト
https://www.php.co.jp/seminar/feedback/
新刊「実践!フィードバック」は、はじめてリーダーになる方、管理職になる方のみならず、新書「フィードバック入門」をお読みいただいた方にも、復習としてお楽しみいただける書籍かもしれません。また、人事部内や社外勉強会や読書会などの教材にもご活用いただけるものと思います。
ご笑覧いただけますと幸いです。
下記、目次です。
そして人生はつづく
【本書の目次】
第1章 フィードバックの理論と部下育成の基礎知識
そもそも「フィードバック」って何?
フィードバックが注目される理由とは?
部下育成の理論から見てもフィードバックは合理的
フィードバックを阻む3つの壁……etc.
第2章 フィードバックの基本モデル
5ステップで実践するフィードバック
【事前準備編】フィードバック前の情報収集
【実践編】
ステップ1 スタートの数分間で成否は決まる
ステップ2 鏡のように事実を伝える
ステップ3 相手に問題点を腹落ちさせる
ステップ4 部下の立て直しをサポートする
ステップ5 今後の期待をしっかりと述べる
【事後フォロー編】事後のフォローも忘れない……etc.
第3章 フレーズとセリフで学ぶフィードバックのポイント
BADフィードバックフレーズ
×でも、よくやっていると思うよ、君も
×あれもそうだし、ほらこの前のあれも……
×君って◯◯的で、◯◯性が足りないよね
GOODフィードバックフレーズ
◎時間をかけて今後のために話し合おう
◎今の君は◯◯のように見えるんだけど、どう思う?
◎そうか、◯◯というふうに考えているんだね。でもね……etc.
第4章 会話例で学ぶ 部下のタイプ別フィードバック
上から目線で返してくる「逆フィードバック」タイプ
自分に都合良く解釈して「まるっとまとめちゃう」部下
何を言っても「大丈夫」で返す「ポジティブに逃げる」タイプ
自分の意見を言おうとしない「お地蔵様」部下
過去にすがって変わらない「ノスタルジー」部下……etc.
第5章 フィードバックを続けるための事前準備&テクニック
たった15分の「1on1」でフィードバックが変わる
忙しいマネジャーは「朝の声かけ」を習慣に
「トライアンギュレーション」で情報の裏をとる
フィードバック前には「脳内予行演習」
「模擬フィードバック演習」で自分自身を客観視する……etc.
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