2017.7.26 05:56/ Jun
学部生の皆さんと話していると、たまーに脳裏に思い浮かぶことのひとつに、こんな思いがあります。
「大丈夫だよ。自信をお持ちなさいな」
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たとえば、今、仮に、授業の最後の最後で、「これからの目標」などを受講生が、ひとりひとり発表するような局面があるのだとします。
緊張した面持ちで、ひとりひとりの学生さんが、みんなの前にでて、数分間のスピーチをします。
そのようなときに、ある学生さんがこんなスピーチをします。
「わたしは、とても人見知りで、みんなの前にでると、うまく話すことができなくって・・・これからは・・・・のようにしたいと思います」
大変しっかりとしたスピーチです。
そんなとき、僕は、心の中で、こう思います。
今、やってたじゃん! できてんじゃん!
今、みんなの前にでて、ちゃんとスピーチをしてるじゃないの。
そのままで、大丈夫だよ。自信をお持ちなさいな。
たとえば、今、仮に、熱心にグループワークをしている受講生たちがいて、授業の最後に、ひとりの学生が、こんな感想をもらしてかえったとします。
「先生、わたしは人と話をするのが苦手でコミュ力ないんで・・・・グループワークもうまくできなくって」
えっ、今、やってたじゃん! できてるよ!
たったいままで、グループワークを1時間もやっていたじゃないのコミュ力、むしろ高いんじゃないの?
そのままで、大丈夫だよ。自信をお持ちなさいな
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みんなの前で発表できていても、グループワークができていても、「できていない」と判断してしまうのがなぜなのかは、いまの僕にはわかりません。
苦手意識が強くあるのかもしれませんし、目標としているものが高すぎるので、できていない、と感じてしまうのかもしれません。
しかし、「できているのに、できていない」という感想をもつ学生さんを目にしていると、必要なのは「自信」であったり、「正しい自己認知」なのかな、とも思います。
今となってみれば、必要だったのは、「できているよ」と僕から言ってあげることだったり、「成長のための鏡」として現在の自己の状況を伝えてあげることだったのかな、とも思います。
言葉にして、言ってあげればよかったのかなぁ(笑)
す、す、すみません。
いっつも言葉が足りないんだよなぁ・・・(反省)。
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今日は、大学生のパフォーマンスの自己認知について書きました。
ここ16年くらい大学で教える機会をもっていて思うのですが、個人的には、今の大学生は、かつての大学生と比べて格段に、プレゼンテーションやスピーチやグループワークなどの能力は、高いように感じます。
たくさん課題はあるし、まだまだ成長はできます。しかし、従来から比べると、変わったよな、と感じるのは僕だけではないのではないでしょうか。
大丈夫だよ。自信をお持ちなさいな。
さらに場数を増やせば、もっとうまくなるよ。
そして人生はつづく
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