2006.10.28 08:12/ Jun
関さんの「そよ風」というブログに、「世界一の高い学力と学習意欲を誇るフィンランドの教育」という講演の抄録がのっていた。勉強になったので、下記引用させていただきます。
そよ風
http://seki-kouichi.cocolog-nifty.com/
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◆学校での日常生活が子どもたちの学習と快適さをサポート
・インタラクティブで協力的な作業方法:パートナーシップという考え方
◆地域格差のない教育
・学校ごとの成績格差はわずか5%
・数学的リテラシーは全国で同一レベル
・フィンランドの好成績は、出来のよくない生徒が高い成績であることによる
(上記、blogより一部を引用)
—
標準テストの好成績から一躍注目されるようになったフィンランド。教育規模も制度も違うフィンランドの教育現場の手法を、そのまま日本に適用することはできぬものの、上記の指摘はなるほど、と思った。
個人的には、特に「出来のよくない生徒が高い成績を維持できるのは」なぜか、ということに興味がある。もし、それに教育の技術・手法が少なからず役にたっているとするならば、それは「・インタラクティブで協力的な作業方法:パートナーシップという考え方」にあるのではないだろうか、と考えてみた。もちろん、これはジャスト・仮説。日本の授業だって、小学校段階では、相当インタラクティブでコアポレィティヴである(米国授業との比較研究がある)。本当のところは検証する必要がある。
それにしても、関さんがフィンランドの成功の秘訣としてかかげているポイントに、「職業としても尊敬される教師という立場」がある、のは全くの同感だ。いわれのない批判、肥大化する保護者の欲望に迫られては、ディグニティをともなった指導は難しくなると思う。
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