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2017.3.31 06:07/ Jun

「無人島ツアー」への参加によって予想される「意外な効果」とは!?

 一週間くらい前に、愚息TAKUZOは「無人島」に出かけていきました
 南の島で、一週間弱、釣りをしたり、泳いだりして暮らすツアーに参加をしたのです。
  
 
     
 オレは、春休み、塾は行かねー。
 無人島にしか行かねー。
  
 とかなんとか言って、羽田をあとにしたっきり
 何の連絡もなく、音沙汰ゼロなので、実際、どんな生活をしているのかはわかりません(笑)。
  
 一応、何日かの夕ご飯は、自分で釣った魚が「おかず」になるようなので、たぶん、まじめに魚釣りをしていると思います。だって、釣らないと、ご飯ないんだから(笑)。
  
 親元を離れて、同世代の、それまで顔見知りではない子どもたち30人くらいで、寝泊まりをします。
 もちろん、指導者の先生方がいらっしゃいます(心より感謝ですね・・・ありがとうございます)。
   
  ▼
  
 親元を離れて、一週間の生活。
  
 僕は全くの門外漢かつ専門外ですが、TAKUZOが経験しているのは「キャンプ」とも位置づけることができそうです。そして、キャンプの経験がもたらす効果については、にはたくさんの先行研究があるようです。ほほー、面白いね。
  
 先行研究によりますと、キャンプとは、心理的・社会的・教育的・身体的な学習効果をもつものだそうです(Ewert 1987)。伝統的な先行研究は、キャンプの学習効果を、いわゆる「プレポストのパラダイム」で測定してきました。すなわち、キャンプ前(PRE)ーキャンプ後(POST)で生まれた「個人の変化」を測定していく、ということですね。
  
 ざっとしか見ていませんが、特に研究が進んでいるのは、心理的要因の変化に関するもので「セルフエフィカシー」「自己統制感」「自己概念の変容」「自信」などの、モティベーション要因(心理要因)がとりあげられていました。
  
 要するに、キャンプの経験を通して、参加者は「やればできる感」「自分自身に対する自信」をもつということになりますね。
  
 あいつ、「自分に対する自信」、これ以上、あがるかな。
 もともと「根拠のない過剰な自信」を持ちすぎているから、これ以上、上がりようがないような。
   
  ▼
  
 TAKUZOは、今日の夜、帰ってきます。
 久しぶりにあうので、どんな顔をしてかえってくるのかが楽しみです。
  
 今回は、あいにく、プレ(キャンプ前)に「TAKUZOの心理状態」を測定することを忘れてしまったので(N=1)、プレ・ポスト間にどのような差があったのかは、知見を開陳することはできません(笑)
  
 しかし、おそらく、間違いないと思われるのは、
  
 リュックの中に入れた荷物のうち、3分の1は失われているか、ないしは、汚すぎて思わずそのまま捨てたくなる状況になっていること(N=1)
  
 です。
  
 そしてたぶん
  
 自分のつった魚の話を永遠と繰り返されると思われるので、「TAKUZOの発話量」は統計的優位な増加を認めることになる(N=1)
  
 と思われます。
  
 ま、いいんでないの。
 あんたの人生だ、好きにしな、笑。
    

  
 無人島でしかできない経験学習の成果を、聞くことが楽しみです。
 そして人生はつづく
  
 ーーー
 
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