2017.3.21 05:33/ Jun
「アクティブラーニングを取り入れた授業づくり」のお手伝いをさせていただく
「アクティブラーナーを育てる学校づくり」の研究をこころざす
2015年からはじまった東京大学 × 日本教育研究イノベーションセンター様の共同研究「マナビラボプロジェクト」の2年間の研究成果が書籍になりました。パチパチパチ!めでたい!
『ひとはもともとアクティブ・ラーナー!:未来を育てる高校の授業づくり』(山辺恵理子・木村充・中原淳編著、北大路書房)がついに、今月3月27日から店頭に並びます!
AMAZONでの予約販売もすでにはじまっております。どうかどうか手にとってくださいますと幸いです。ひとりでお読みいただくだけでなく、勉強会や研修でもお使いいただけるよう、工夫をしています。どうぞみなさんで「最先端の学び」について、ゆるゆると対話をいただけますと幸いです。
ひとはもともとアクティブ・ラーナー!: 未来を育てる高校の授業づくり
http://amzn.to/2nBWuAf
アクティブラーニングをこれからはじめようとなさっている先生方
アクティブラーナーを育てたいと思っておられる先生方、管理職の方々、教育委員会の方々
昨今の教育現場の教育動向について把握したい民間の方々
みなさまにおすすめできる内容です。
ぜひご笑覧いただけますよう、お願いいたします。
下記は詳しい内容です。
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まず、はじめに中原から「そもそも論」を(笑)
なぜアクティブラーニングが教育現場に必要なのか?
なぜアクティブラーナーを育成することが重要なのか?
を、社会背景、教育現場と社会への「トランジション」の観点から語らせていただきます。
わたしが申し上げたいのは
・高校教育が「仕事人生の入り口=社会への入り口」になっていること
・働くことの現場には、いま、これまでとは質的に異なる変化が起きていること
・アクティブラーナーの育成は「教育業界の教育運動」ではないこと
・アクティブラーナーの育成「社会全体の課題」であること
です。
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本書・第1章は「ケースで感じるアクティブ・ラーニング」です。
日本教育研究イノベーションセンター(JCERI)のチームが、全国一押しの「授業実践」をご紹介させていただきます。写真、ルポともに一流のクオリティでの授業紹介です。フルカラーでの事例紹介!通常の教育書では、あり得ない表現を試みました。
ご紹介いただく授業は、下記の先生方の授業です。このたびはお忙しいところ、取材にお答えいただき、心よりありがとうございました。心より感謝いたします。ありがとうございました。
1.〔外国語〕岩手県立一関第一高等学校 藤田先生
2.〔国語〕東京都立調布北高等学校 飯塚先生
3.〔数学〕静岡県立浜松北高等学校 大村先生
4.〔理科〕宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校 西山先生
5.〔地理歴史〕神戸大学附属中等教育学校 高木先生
なお、「ケースで感じるアクティブ・ラーニング」の章には、すぐに使えるワークシートや、授業案なども掲載されています。
こちらをご参考にいただきながら、自らアクティブラーニングの授業を創造することができるようになっております。
アクティブラーニングといわれても、まだあまりイメージがつかない先生方には、こちらの事例で、イメージをもってもらうことができるかと思います。
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第2章「ワークで見つめるアクティブ・ラーニング」は、マナビラボでディレクションを担当してきた山辺恵理子さんによる「アクティブラーニングに取り組みたい先生方を対象とした紙上ワークショップ」です。良質のワークショップを受けるがごとく、読み進めることができます。
このワークショップで、先生方が取り組んでいただける課題は、
自らの授業のなかにアクティブラーニングを取り入れていくためにはどうするか?
ということです。
紙面ワークショップ形式で、ワークに取り組みながら読み進めていただくことで、アクティブラーニングを取り入れた授業をつくるきっかけができるようになっています。
〔解説〕
・アクティブ・ラーニングに伴う3つの転換
・アクティブ・ラーニングを取り巻く5つの誤解
・アクティブ・ラーニングを促す授業で生徒のためにこそ教師の主導権を回復する
〔ワークショップ〕
1.「自校流アクティブ・ラーニング」言語化ワークショップ
2.「準備万端」に「委ねる」授業づくりワークショップ
3.「わくわく授業」の秘訣発見ワークショップ
4.「もやもや」徹底会議ワークショップ
ワークショップの素材やそこで用いられるツール、カード類は、そのままコピーして、皆さんで利用いただけるようになっています。
先生方、おひとりで取り組むことも可能ですが、それぞれの学校、教育委員会、研修などでご活用いただけますと幸いです。
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第三章は「アクティブラーニングの授業を先駆的に取り入れた先達の先生方による対談章」です。
「現場から語るアクティブ・ラーニング」と名付けられたこの章では、
安宅弘展先生(広島女学院高等学校)
岩佐純巨先生(鈴鹿中学・高等学校)
神戸和佳子先生(東洋大学京北中学・高等学校)
にご参加いただき、中原淳・田中智輝が5人で鼎談をさせていただきました。先生方におかれましては、お忙しいところ鼎談にご参加いただき、ありがとうございました。心より感謝いたしまします。
本書では、先生方が抱える悩みや課題を共有しつつ、生徒も教師も生き生きする「わくわく授業」に向けた次の一歩とは何かを話し合っています。
どうぞご笑覧くださいませ!
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最終章「データでみるアクティブ・ラーニング」では、私たちマナビラボが過去2年にわたって実施してきた調査結果をご紹介いたします。
わたしたちは、全国3983校の高等学校を対象に「アクティブラーニングの実施状況」に冠する全国高校実態調査を敢行させていただきました。ご回答いただきました皆様に、こころより感謝いたします。
本章では、その1年目に当たる2015年度の調査結果+2年目調査の一部を中心に、調査から見えてきたことをマナビラボの調査分析担当・木村充が報告させていただきます。
本章では「効果の高い授業」には5つのポイントがあることを論じております。
いわゆる調査結果のご報告ということになりますと、一般には無味乾燥な数字が並ぶことが「常」ですが、本章では、木村君が中原と山辺との対談を通して、調査結果を解説させていただきます。アクティブラーニングの実態、そして実践のポイントについてご理解いただけるものと思われます。
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最後になりますが、本書を一緒に作り上げてくださったみなさまに、心からの感謝と謝意を述べさせてください。
まず、授業取材にご協力くださった、藤田早苗先生、飯塚理子先生、大村勝久先生、西山正三先生、高木優先生。また、座談会にご参加くださった岩佐純巨先生、安宅弘展先生、神戸和佳子先生。日々のご指導にお忙しいなか、ご協力をいただきましてありがとうございました。心より感謝いたします。
さらに「高等学校におけるアクティブラーニングの視点に立った参加型授業に関する実態調査2015」にご協力くださった全国2万人の先生方、日本の高校教育を正確に把握するうえで貴重なデータを得ることができました。心より感謝をいたします。
本調査の分析をサポートいただいた筑波大学大学院・小山田建太さま、東京大学大学院 伊勢坊綾さま、ご支援いただきましてありがとうございました。
日本教育研究イノベーションセンター(JCERI)の信實秀則さま、山本康二さま、高井靖雄さま。学校法人河合塾の成田秀夫さま、谷口哲也さま、船津昌己さま、伊藤寛之さま、赤塚和繁さま、石鍋京子さま、近藤宏樹さま、片山まゆみさま。プロジェクトへのご協力、感謝申し上げます。
制作でご協力いただいた、ライターの友野伸一郎さま、井上佐保子さま、佐藤智さま。カメラマンの松尾駿さま、沼尻淳子さま、西山俊哉さま、デザイナーの三宅由莉さま。イラストレー ターの加納徳博さま。
おかげさまで、先生方にお届けする一冊を仕上げることができました。
そして、北大路書房編集者 奥野浩之さま。本企画にご賛同いただき、常に伴走者としてサポートいただきまして、本当にありがとうございました。
なお、本書の表紙デザイン案を決めるにあたりましては、カバー案への感想やご意見を数多くお寄せいただきまして、誠にありがとうございました!
ひとはもともとアクティブ・ラーナー!: 未来を育てる高校の授業づくり
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どうかご笑覧くださいませ!
そして人生はつづく
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