2017.1.19 06:58/ Jun
先だって、僕のWebサイト(つまりは、今、皆さんが記事を読んでいらっしゃる、このサイト)の開発をしてくださっている、株式会社スパイスワークスの永島彩さんから、こんな連絡がありました。
「中原さんのブログを、Webの専門誌に、とりあげていただくことになりました」
かくして・・・掲載されたのが、こちらの記事です。
Web Designing 2017年2月号の末席に、ちゃっかり、わたくしめのサイトが掲載されています。
ありがとうございます!
これまでにも、研究・教育活動、事業活動に関してなら、雑誌などのメディアに取り上げていただけることはございました。
しかし、「ブログ」そのものがメディアを取り上げていただいたのは一度もなかったので、大変うれしいことでした。
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ブログの執筆は、めちゃくちゃ「地道な活動」です。
一日、毎朝、20分。
毎日、毎日、毎日、来る日も来る日も、地道に書き続ける
これは想像以上に、なかなか、骨の折れることです。
Webサイトのイラストとか、ポップだから、そんなこと想像しないと思いますが、めちゃくちゃ、どろどろ、地道な活動です。
パジャマ姿で、眠い目をこすって、コーヒーすすりながら、横で勉強しているTAKUZOをなだめすかしながら、書いてる(笑)。
かくしてメディア(最近だとオウンドメディア:Owned Mediaというのでしょうか)として、このサイトを運用していくということに、それなりの「パッション」を持って行っているつもりです。
その「パッション」とは、ワンセンテンスで申しあげますと、
世の中に「ひらかれること」
学術の世界に「閉じぬこと」
ということにつきるのではないかと思います。
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わたしたちの現代社会は、非常に変化が早くなっています。人々が研究知見や、情報を求めるスピードも、かくして非常に速い。
研究者や学者は、論文や書籍というかたちで、知見を世に問うわけですが、人文社会科学の場合、こうしたものが書かれ、出版されるまでには、「1年ー2年」という「長い時間」がかかってしまうのが一般的です。
そうした論文や書籍を書いていくことも、学者としては大切なことです。
しかし、それだけでは、少なくとも僕は、満足できませんでした(他人に薦める気は1ミリもありません・・・大変なので)。
思い起こせば、僕がはじめて論文を書き、学術雑誌に掲載されたのは、たぶん、今から20年くらい前のことです。
はじめての雑誌論文掲載は、本当に「天」にものぼるくらいの、嬉しい出来事でした。
その論文は「学会賞」を賜る誉れにも預かったものでしたが、しかし、その掲載には2年という時間を要しました。
査読者の方も、最大限急いでくださったのですが、僕の能力が、まだまだ不足していました。
しかし、そのときくらいから、僕は、直感しはじめました。
実務や現場をもつ僕の研究には「直接、実務や現場にいる方々に伝えるメディア」が必要だ。
既存のメディアに頼ることなく、現場の方々に、とってきたばかりの知見を届けるメディアをつくろうぢゃないか。
そうだ・・・自分で「メディア」をもとう!
時代は、インターネットがまさに立ち上がる、そのときでした。
まだブログという言葉も、ソーシャルメディアという言葉もなかった。HTMLという言語を覚え、CGIを書いて、自分でWebサイトをつくりました。今から20年前くらいのことです。
諸先輩方から
おまえのように「未熟な研究者」が、世の中に向けて「書く」なんておこがましい
とか
「不完全なもの」を、毎日毎日、垂れ流すなんて、ネット資源の無駄だ
とか
実務家にコミュニケーションするのは学会の役割だから、研究者個人がやるべきじゃない
とか
「生煮えのアイデア」とか、ネットに出していくと、他人にパクられて「損する」からやめなよ
とか
大変「ありがたいご指導」を多々いただいたこともありました。
が、「自らメディアをもとう!」という僕のパッションは、変わりませんでした。
以来、20年以上にわたって、このサイトが運用されています。
ま、「未熟」だし、「おこがましい」し、「不完全」だし、「生煮え」なんだけどね・・・(爆笑)
でもね・・・ひとつだけ違うことがあるよ
出して「損はしない」んだよ
インターネットというものは
「そういうもの」ぢゃないんです(笑)
出して、損しない。
誠実にやれば、たいていは(笑)。
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今日はブログが雑誌に掲載されたことを書きました。
このようにブログを書くことができるのも、こんな駄文を読んでくれている方のおかげです。本当にありがとうございます。
最後になりますが、このような素敵なサイトをつくってくださった株式会社スパイスワークスの永島彩さん、市川篤さん、今井健一郎さん、関根聖二社長、イラストレータの加納徳博さんに、心より感謝いたします。ありがとうございました。
スパイスワークスさんとは、非常に長いお付き合いをさせていただいておりますが、たいてい僕が関与するWebサイトは、同社にお願いをしております。
いつもいつも、こちらの無理難題を、何とか消化していただき、最後の最後まで伴走してくれます。期待以上の素晴らしいサイトをつくってくださいます。
関根社長の誠実な働く姿勢、同社の社員の方々の気持ちの良い誠実な対応。本当に心から感謝しています。
株式会社スパイスワークス
http://www.spiceworks.co.jp/
そんなわけで、しばらくは、書きつづけようと思います。
そして人生はつづく
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