2016.10.19 06:11/ Jun
「なんか、いい企業、いないですか?」と企業の人事担当者の方から相談を受けることが多いんです。
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最近、ある企業研修でお世話になった方が(感謝です!)、こんなことをつぶやいておられました。
この方は、企業の人材開発を専門になさっている方で、多くの企業にクライアントをもつ方です。
曰く
「最近の研修では、異業種交流が本当に流行っているんです。異業種の人々が集まって、研修をする。一番最初にしなければならないことは、相手先の企業先探しなんですが、これが、なかなか大変なのです」
「要するに、お見合いと一緒で、自分よりは「格上」の企業を相手に求めるんですよ。いい企業がありましたよ、と紹介すると「いやいや、もうちょっと大きな企業はないですか?」ということになる。じゃあ、これならばと思って、超大企業を紹介すると、「いや、うちなんかじゃ、無理です」ということになる。難しいんですよ」
ICレコーダをもっていたわけではないので、一字一句正確ではないですが、このようなことをおっしゃっておられました。
僕は、異業種の研修を過去3年にわたって関わらせていただいておりますが、あまりこのようなことを意識していませんでした。
「なるほど、そういうもんなんですね。勉強になります」
異業種交流型の研修も、なかなか「しょっぱい現実」をもっているのですね(笑)。
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一般に、異業種交流型の研修は、きちんと目標を定めると、それなりの効果がえられる実感がありますが、話を伺っておりますと、いらぬトラブルを生み出したり、またドサイアクな結果に陥る事もあるようです。
たとえば、かつて異業種交流型の研修にたずさわった方は、
「幹事になる企業がいない場合、異業種交流研修はうまくいかない」
という仮説をおっしゃっておられました。
ある方は
「異業種交流型の研修は、領収証の宛名で、たいてい揉める」
とおっしゃっていました。くだらないことのように思いますが、そういうもののようです(笑)
僕が個人的に思っているのは、
「異業種交流型の研修は、仕掛ける側の事務局のチームビルディングがもっとも大切である」
という仮説です。
僕のかかわる研修の場合には、事務局の形成、理念や目標のにぎりに、数ヶ月をかけていきます。スタートアップが一番大事。事務局がグダグダでは、つくる研修は、さらにグダグダになってしまいます。なので、事務局が「一枚岩」になることが、もっとも大切です。
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世の中には「研修開発入門」(拙著です・・・すみません)など、研修の開発にかかわる書籍や本は少なくありません。しかし、現在、広まりつつある異業種交流型の研修についての設計を論じている本は、あまり多くはないのが現状です。
現段階では、異業種交流型の研修を実践なさった実践者の方が、そのノウハウやトラブルやケースをひろくご紹介いただけると、「しなくてもよい失敗」を避けられるのかな、とも思いました。
異業種交流型の研修をなさったみなさま
異業種交流型研修、成功の秘訣は、何だと思われますか?
そして、人生はつづく
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