NAKAHARA-LAB.net

2005.6.5 10:28/ Jun

10億単位

 学会にきて、いろいろな人たちとお逢いしています。昨日は、バーミンガム大学のシャープレス先生、スタンフォード大学のピー先生などにお逢いしました。
 不思議なもので、日本人同士であっても、ふだん日本ではあまりお会いする機会が得られないのに、海外でお話しする機会を得ることがよくあります。そして、そうしたときに交換する情報というのは、とても貴重なものがあります。
 某先生からお聴きした話では、アメリカのLearning Science(学習科学)の研究者の何人かが、連合をつくり、年間10億単位の巨額の教育プロジェクトを、いくつか動かそうとしているのだとか。
 日本でも最近ようやく、教育プロジェクトに「総額億単位」のお金がつくようになりましたが(年間億単位ではないですよ)、さすがはアメリカ。額がちがいます。
 まぁ、どんな「オモシロイこと」が生み出せるかは、お金に依存しません。お金はあっても、「ペンペン草さえ生えてこないプロジェクト」になることもままあるものです。
 きっと、今、アメリカで水面下で動いているものが、表にでてくるのは、数年後なのでしょうね。今から、楽しみです。でも、そのときには、こちらからも何かをもっていきたいものですね。

ブログ一覧に戻る

最新の記事

2024.12.8 12:46/ Jun

中原のフィードバックの切れ味など「石包丁レベル」!?:社会のなかで「も」学べ!

なぜ「グダグダなシンポジウム」は安易に生まれてしまうのか?

2024.12.2 08:54/ Jun

なぜ「グダグダなシンポジウム」は安易に生まれてしまうのか?

2024.12.2 08:12/ Jun

【無料カンファレンス・オンライン・参加者募集】AIが「答え」を教えてくれて、デジタルが「当たり前」の時代に、学生に何を教えればいいんだろう?:「AIと教育」の最前線+次期学習教育課程の論点

2024.11.29 08:36/ Jun

大学時代が「二度」あれば!?

「人事界隈」にあふれる二項対立図式の議論は、たいてい「不毛」!?

2024.11.26 10:22/ Jun

「人事界隈」にあふれる二項対立図式の議論は、たいてい「不毛」!?