NAKAHARA-LAB.net

2006.6.18 08:09/ Jun

人生いろいろ

 高校時代の同期のお宅にお邪魔する。1歳ちょっとになるお子さんのいる、とても幸せそうな家庭。いろいろな話をした。出産ビデオなども見せてもらう・・・衝撃的。
 個人的にオモシロかったのが、「飲み会にいくときには、理想的には3度の報告をせよ」という奥様の主張(笑)。
 3度の報告とは、
 イン (今から飲むよ)
 ミドル (今飲んでるよ)
 アウト (今から帰るよ)
 らしい。メールや携帯で奥様に連絡をせよ、とのこと。こんなに頻繁な報告義務があっては、さすがに「同期」も「オイタをすること」は無理だろう。奥様喜ぶ。
 うーむ、厳しい(笑)。
 うちなんか、ほとんど、どれもしたことがねーぞ。一般的な家庭では、3度の報告が基本なのだろうか。
 ちなみに同期のダンナの方は、3度の報告義務に対して、携帯電話の中に「定型文」をつくって対応しているらしい。ピッとスマートに送信。
 夫婦とは「知恵比べ」である。
 ともかく大変楽しい時間を過ごすことができました。Aさん、Nさん、ありがとう。
 —
 夕方、数週間後にアメリカのビジネススクールに留学する大学時代の後輩にあう。彼女の方は、コミュニティカレッジに留学。二人でアメリカで数年暮らすことになるのだという。
 後輩の方は、これまで数年間外資につとめていたし、留学経験もあるだろうから、アメリカへの異文化適応には問題はない。しかし、彼女の方は、いろいろ不安に思うこともあるようだった。
 とても、気持ちはわかる。
 きっと最初のうちは、苦労はするだろうし、大変だと思う。ただ半年くらい何とかやりすごせば、だんだん楽になってくるのではないか、と推察する。
 
 とはいえ、せっかくの機会だ。後輩の方は、「アメリカ留学に、機会損失も含めて2000万以上かけている」とボヤいていたけど、そこまでしてつかんだ、チャンスである。どうか、2人でEnjoyしてほしい。
 数年後、どのくらいたくましくなって帰ってくるかが、たのしみである。
 彼らが帰ってくる頃、僕は、どこで何をしているだろうか。
 人生いろいろ。
 —
 「俺の職場は大学キャンパス」のマイスターさんの記事が大変面白かった。
 自国の教育と他国の教育を比較し、語るときの言説枠組みは、いつも、どこか「隣の芝はよく見える」的なものになってしまいがちである。進歩主義的な教育論にこの傾向は多い。虚心に教育をみつめる「まなざし」が必要である。
隣の教育改革はよく見える?
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50209916.html

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