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2006.3.28 17:07/ Jun

ジョン=デューイの名言

 京都大学で開催されている「大学教育研究フォーラム」に参加していました。京都大学の山田先生、酒井先生、京都外国語大学の村上先生、徳島大学の神藤先生のシンポジウムに指定討論者として参加させて頂いたのです。
 皆さんのご発表は、とてもオモシロかったです。なかば自明化した枠組みを見直すよい機会になりました。オファーをいただきありがとうございました。
 で、その会がおわって、今、新幹線の中です。東京に着いたらまた会議ですね。今から、その資料をつくらなければならないので、あまり時間がありません。
 よって、以下、速報。
 
 1日目、オモシロかったのは名城大学のFD(ファカルティ・ディベロップメント)の取り組みです。学務センターの神保さんが発表なさっていました。私立大学でも先進的なところはずいぶんと進んでいるのですね。組織論を十分に考慮した取り組みで、非常に感心してしまいました。今度、機会があれば東京大学TREEプロジェクトでもご講演いただければと思いました。
 2日目。伊藤秀子先生のご発表にでてきたジョン=デューイの言葉がいいなぁと思った。
 誰も学べていないのに教えたというのなら、
 誰も買っていないのに、売ったと言うのと同じだ
 (ジョン=デューイ)
 名言だねー。
 「買ってないのに、売った」と言われるのは非常に迷惑な話ですね。おまけに請求書まで回されたら、ブチ切れ三秒前ですね。でもさ、教育の世界では、そういうことが多いのではないでしょうか。
 気をつけよ、僕が授業するときは。
 本フォーラムに参加した感想の詳細は、また書きます。
 それではねー。
  —–
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