2016.8.24 06:48/ Jun
まだまだ子どもたちは、夏休みです。
昨日の夜は、家族で映画「ズートピア」をみました。
男の子ふたりの、夏の夜は、ほおっておけばケンカが勃発します。
ケンカするくらいなら、みんなで映画みたほうがいいだろ(笑)
そんな思惑もあります。
はぁ・・・疲れるわ。
ズートピアは、肉食動物・草食動物双方が暮らす動物たちの楽園です。
ここに、草食動物・ウサギとしてはじめて警察官になったジュディが主人公として登場します。彼女は「努力すれば、何にでもなれること」を信じている「夢」のあるウサギです。
この物語の主人公のもうひとりは、「夢」を失ってしまった詐欺師のキツネのニックです。ニックは、かつては「夢」をもち大都市にやってきたキツネでしたが、ささいな出来事の蓄積により、今では犯罪に手をそめ、日々を淡々と暮らしていました。
そのふたりがひょんなことから、48時間という限られた時間に、ある事件を解決することになります。
そこで二人がみたものとは・・・意外な結末とは?
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この映画、明るく愉しい映画でしたが、実は、そこで扱われている主題は、かなり重いものがあります。
あくまで見方によってですが、、、
業績主義と属性主義
試験による成績と現場のパフォーマンス
都市の繁栄と地方の衰退
人種による偏見
ジェンダーバイアス
メディア
性的嗜好と差別
ドラッグ
などなど、現代社会の暗部、人文社会科学の難問のいくつかを、これでもか、これでもか、と見せつけてくれます。
映画自体は、ポップに明るい(笑)。
しかし、その背景には、さまざまなダークマターがひそかに描かれている。子どもはわかんないかもしれないけれど、大人にはピンとくる。
社会に忍び寄るさまざまな問題を感じさせてくれるアニメとして非常によくできてるなーと思いました。
▼
ズートピアは、子ども向けにも、大人にも、愉しめるアニメ映画だと思います。
夏休みも、もう1週間程度。
ぜひ夏の夜に、ご家族ででも。
そして人生はつづく
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