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2015.11.2 06:31/ Jun

自分の行動を「メタ認知」するわたしを、「メタメタ認知」するわたし!?

 自分の行動や認知を、より上位(メタ)な立ち位置から観察し、コントロールしていくスキル。これは一般には「メタ認知」といわれます。
「メタ認知」の能力やスキルをいかに獲得するか、ということは、経営教育においても、その他の教育においても、「最大の課題」のひとつなのかなと思います。
 自分の行動や認知を、いかにして自律的にコントロールし、環境に適合した行動を自らとるかが、パフォーマンスの浮沈につながるからです。
  ▼
 おそらく、ひとつの可能性は、何らかの「鏡」のようなメディアを用いて、いったんは強制的に、ふだんは意識化しない自分の行動や認知を、「観察する経験」をもつことでしょう。
 これで、一段階「高み」の「上位の視点」から、「出来事レイヤー」で起こっている、行動や認知を「意識化」することができます。つまり「メタ認知」です。
 興味深いのは、メタ認知の育成には、さらにもう一段「メタ(上位)」にあがり、「自らメタ認知をなしている自己」を「観察」し、「自らのメタ認知のあり方そのものを「意識化」する必要があることです。
 これはいうてみれば、メタ認知をさらにメタに認知するのですから、下記のように「メタメタ認知」と呼べるのかもしれません。
 メタメタ認知(笑)
  ↓
 メタ認知
  ↓
 自分の行動・認知
 かくして、自らの上位に「認知機構」をおく試みは、無限遡及をつづけます。メタ認知、メタメタ認知、メタメタメタ認知(笑)。なんぼほど、メタメタすりゃえーねん。
  ▼
 ところで、このことにゆるーく関連して(ゆるーくですよ)、興味深い動画を教えて頂きました。せんだって開催されていた研究会にご参加頂いていたKさんが(感謝!)、レジュメの最後に紹介されていた動画です。面白い動画をご紹介いただきありがとうございます。
 それは俳優ハリソン・フォードが、自分の映画「インディジョーンズ」を見ている様子に関するものです。
 真偽のほどはわかりませんが、ハリソン・フォードは、自分の映画を決して後から見ない方らしいのですが、このときは、かつて自分が演じた映画を見ました。その様子が下記です。タイトルは、「映画インディージョンズを見ているハリソンフォード」。


 さらに興味深いには、この映像にはオチがあることです。それは「映画インディージョンズを見ているハリソンフォード」で終わるのではない、ということですね。オチの動画のタイトルは
「映画インディージョンズを見ているハリソンフォードを見ているハリソンフォード」
 自分の映画が見ている様子を、さらに見ている、という奇妙な映像がオマケについています。どちらかというと、こちらの方が面白い気がしますけど(笑)。

 ま、メタメタという感じですね(笑)。
 ▼
 今日は「メタ認知」といいましょうか「メタメタ認知」について書きました。
 わたしたちは、日々、出来事レイヤーのなかで奮闘しておりますので、つい油断してしまうと、アクション!アクション!アクション!の連鎖に入っていきます。
 もちろん成果をなすためにはアクションは欠かせないのですが、時には
 「メタに上がれ!」
 が重要なのかもしれません。
 あなたは、今週一週間、いかに過ごしますか?
 アクションの前に、メタにあがって考えてみてもよいかもしれませんよ。
 そして人生はつづく

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