2014.1.14 11:19/ Jun
仕事柄多くのビジネスパーソンやマネジャーの方々からヒアリングさせていただく機会があります。先だっても、ある会社を訪問させて頂きました(感謝です)。
そこでマネジャーさんとお話したとき、彼が、最近、イラッときた言葉のひとつに、ある若手の発した、この言葉があるとおっしゃっていました。この是非をここで問うことはしないのですが、興味深い言葉だったので、ここでもご紹介させていただきます。
その言葉とは、
わたしはまだ「学習モード」ですから、学んだあとで・・・をさせてください
という若手の言葉です。
この言葉を耳にしたあと、マネジャーの方は、少し時間をとって若手と話をした、とおっしゃっていました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、要するに、この若手の方が発した言葉の趣旨は、
「(業務のコツ)学び終わったあとで、個々の仕事に取り組まさせてください」
ということですね。新入社員として職場配属されたばかりの新人さんならば、こう言いたい気持ちはよくわかります。
それに対して、このマネジャーさんが、思われたことは、こういうことです。
「リアルな職場」では「法則を暗記して」、それをあてはめるように仕事はできない。つまり「学習されたもの」がまず先にあって、それをリアルな仕事場面に「適用」するような学び方をしようとしても、それは難しい。
「学ぶため=学習モード」だけに、組織は、お金を支払ってはいない。
むしろ、まずは「仕事」に取り組んで欲しい。その中でそのつど、そのつど、学び、自ら「法則」をつくりだしてほしい。「法則」はどこかにあるわけじゃない。自分でつくりだすものなのだ、と。
すなわち、彼が言いたかったことは「仕事モード」か「学習モード」という2つの異なるモードが存在するのではなく、社会で働くとは「仕事=学習モード」なのだ、ということになります。
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今日は世代の異なる両者(若手・マネジャー)が、「仕事」「学習」をどのように位置づけているかを、敢えて戯画的に書いてみました。
皆さんは、これに関して、どんな感想をお持ちですか? そして、もし経験の浅い方が、こんな風に問われたら、皆さんでしたら、どのようにお答えになりますか?
わたしはまだ「学習モード」ですから、学んだあとで・・・をさせてください
そして人生は続く
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