NAKAHARA-LAB.net

2013.9.28 09:46/ Jun

仕事と身体:得意な仕事はやってこない!? 今日は肩こり、明日は目コリ!?

 最近、とみに気づいたことがあります。
 僕は、万年肩こり、万年腰痛ですが、その日の仕事の活動によって、こる部分が違ってくることに気づきました。
 40手前になって、だんだんと自分の体の変化を意識するようになっています。これまでは全く気づきませんでした。
  ▼
 たとえば、こういうことです。
 交渉や調整などの、いわゆるマネジメント業務が多い日は、首がこります。なぜかはよくわかりません。でも、首が痛くて、頭痛がします。
 論文を書いたり、分析をしたりした日には、目の奥がこります。僕は医学については全くのドシロウトなので、目の奥に神経があるのかどうかは知りませんが、
「誰が何と言っても、目の奥なんじゃい!」
 という感じです。
 目の奥は、自説をまげません。
 週に2度くらいは英語を話さなければならない日があります。そんな日には、背中のあたりに、いやな痛みがあります。
 人前で話したり、プレゼンテーションをしたときには、肩胛骨がこわばります。
「腕を上にあげられようにしたるわ、コラ」
 という感じで、肩胛骨さんは、どうにも言うことをきいてくれません。
  ▼
 悲しいことに、肩こりや、目こり!?やら、肩胛骨こりやらが押し寄せる「ミドルな日常」です。
 体がこわばらないような「得意な仕事」ばかり、やってくればいいのですが、どうもそういうわけにはいきません。
 交渉、調整、執筆、英語、プレゼン。
 どれも、自分にとっては、苦手意識のあることばかりです。別の言葉で申し上げるならば、「能力よりちょい高めの仕事」しか、やってこない、と言えるのでしょうか。
 嗚呼、体を伸ばします。
  ストレッチポールにのっかって、体をバリバリ伸ばしながら、今日も生きています。
 そして人生は続く
 —
追伸.
日本労働研究雑誌に論文が掲載されました。ご興味あらば、ご高覧ください。
keikengakushu_rironkeihu.png
中原淳(2013)経験学習の理論的系譜と研究動向. 日本労働研究雑誌. Oct 2013 No.639 p4-14
関連論文に下記もあります。
中原淳(2012)学習環境としての「職場」:経営研究と学習研究の交差する場所. 日本労働研究雑誌 Jan. 2012 No.618 pp35-45

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