2006.1.1 08:17/ Jun
皆さん、ステキな年末・年始を過ごしていらっしゃいますか。
昨年、僕は不幸があって、年始のご挨拶は辞退させていただきました。2年連続です。来年は、また「週刊女性」ならぬ「年刊中原」を発行できるとよいのですが。
2006年、いよいよはじまりましたね。
「一年の計は元旦にあり」ということで、実は、僕は、毎年自分のテーマを一文字で表現し、その上で、研究の目標を立てています。
2005年1月1日、つまりはちょうど一年前、僕は日記でこんなことを書いていました。
—
2005年は「新たな研究の輪郭を描く年」である。
2005年、僕も30歳になる。孔子曰く、「吾十有五而志于学、三十而立」。
ということで、2005年は、下記の文字に設定したい。
「起」
様々な人々とのネットワークの中で、これまでの経験を生かしつつ、何かを成し遂げたい。
—
うーん、僕は「起」ったのだろうか?
と思ってしまいますが・・・まぁいいでしょう。
手前味噌になりますが、新しいことにチャレンジし、成し遂げたことは、それなりにはあった一年だったように思います。多くの人たちに助けられ、彼らの知恵と専門性を結集して成し遂げられたのだと思います。
正直言いまして、25歳で働き始めてからというもの、去年は一番忙しかったと思います。それまでの忙しさを「1」としたら、去年の忙しさは「5」くらいでしょうか。夏以降なんて、まったく土曜日・日曜日がありませんでしたから・・・。
—
うーん、今年は何にしようかな、とずーっと年末から考えていたのですが、「紅白」が終わり、「行く年来る年」が放映される頃になって、一文字を思いつきました。
「堅」
です。「堅実」の「堅」です。今年はこれだろうな、という気がします。あのね、今年は「堅実」な研究知見を集める、少し研究にこだわる一年にしたいと思います。
研究といっても、別に実験室に籠もるとか、そういうことがやりたいわけじゃないんだけど、「キチンとデータをとって、データからモノをいう研究」をやっていきたいと思うのですよね。で、堅実に集めたデータをもとに、大胆に発表するみたいな。
堅実にやって、大胆に出す!
みたいなイメージです(意味わからん)そんなかたちで、新しい学習の可能性、新しい学習の姿を「社会に提案したい」と思います。今までも、いくつかの研究ではそれにこだわってきましたが、今年は、そういうかたちで進められる研究が多くなるような予感がします。そういう意味では、2007年以降の礎になる年になるような気がします。
来年のゴールは下記のように設定しました。
—
来年のヴィジョンとゴール
http://www.nakahara-lab.net/info.html
1.アクションラーニングを導入した「協調・競争型」英語学習リスニング教材の開発
2.「企業に対する学習研究」の研究知見を生み出す
3.対面型協調学習環境の創造(マイクロソフト寄付講座における共同研究への参加)
—
今年はどんな出来事がおこるでしょうか。
まぁ、まだ言えませんが、4月までにはかなりサプライズがおこると思います。
2006年、とても楽しみです。
堅実に、だが大胆に!
最新の記事
2024.12.8 12:46/ Jun
2024.12.2 08:54/ Jun
2024.11.29 08:36/ Jun
2024.11.26 10:22/ Jun