2012.3.23 06:28/ Jun
先日、3月19日、テアトロフォーラムが開催されていたちょうど同時刻、同じ場所で、実は、もうひとつのワークショップが開催されていました。
同時開催されていたのは
【fʌ’n】ワークショップ「写真撮影講座! 学びの魅力を伝えよう!」
です(NPO法人 Educe Technologies主催)。
【fʌ’n】(ファン)は、ワークショップファシリテータや、ラーニングデザイナー、ラーニングプロデューサーをめざす人々の小さなコミュニティです。特に、「ワークショップのコンテンツ」に関して勉強するのではなく、どのようにして、自分のワークショップの魅力を、全く、その価値を知らない人に「伝えていけるのか」に関して、学ぶ機会をもとうとしています。これまでにも2回開催されてきました。
【fʌ’n】第一回目「ラーニングデザインの未来を語ろう」UST前半
http://www.ustream.tv/recorded/19596699
【fʌ’n】第一回目「ラーニングデザインの未来を語ろう」UST後半
http://www.ustream.tv/recorded/21078791
【fʌ’n】第二回目「ラーニングデザインと著作権」が終わった!著作権、文化、そしてマネタイズ :
https://www.nakahara-lab.net/blog/2012/02/post_1829.html
【fʌ’n】第3回目企画となる今回は、講師にプロカメラマンの見木久夫さんをお迎えし、撮影 – 内省を繰り返すワークショップを行って頂きました。
参加者の方々に撮影いただいたのは、もうおわかりですね、同時期・同時開催されているテアトロフォーラムです。参加者の方々には、テアトロフォーラムの活動の雰囲気や魅力が伝わる写真が撮れるようになることをめざしておられました。
見木久夫さん
http://kenmoqp.com/Profile.html
テアトロフォーラム開催報告!
https://www.nakahara-lab.net/blog/2012/03/post_1840.html
ワークショップには、計9名の方にご参加いただき、テアトロフォーラムの記録写真の撮影を行いました。
集合は10時。
はじめに撮影に入る前、見木さんから必要な知識と技術的なお話をしていただきました。
次に早速練習です。
自己紹介を行う班と、それを撮影する班に分かれて、お互いを交互に撮影していくというミニワークを行いました。
撮影する側と撮影される側が、交互に入れ替わります。
時間は13時になりました。
ここからがひたすら実践です。
約4時間もの間、ひたすら撮影とリフレクションを繰り返しました。
カフェトークからポスターセッション、即興劇からダイアローグにリフレクションと、次々に変化するテアトロフォーラムの魅力を伝える「一瞬」をおさえるために、みなさん悪戦苦闘されていました。
ワークショップの途中では、参加者の方が撮影した写真によるリフレクションムービーも作成し、フォーラムの会場で上映いたしました。こちらは現在、鋭意、最終作業中ですので、でき次第、公開させていただきます。上映されたリフレクションムービーには、テアトロフォーラムの130名の参加者から拍手が寄せられました。
見木さんは、今回のワークショップの中で、同じ言葉を繰り返していたそうです。
カメラマンはハンターである
撮影はスポーツである
参加者のみなさんは、活動の雰囲気や魅力を捉えるために、まさにハンターとなって、終始積極的に体を動かし、午前10時からはじまり午後5時半に終わるというとてもハードなワークショップにも関わらず、会場内を動き回わっていらっしゃいました。
終了後に何人かの参加者の方々が、
まさにスポーツ
足痛いー
と、おっしゃっていたのが、とても印象的でした。
このたびは、ご指導いただきました見木さん、事務を引き受けてくださったEduce Technologiesの吉川さん、ご参加いただきました参加者の皆様、どうもありがとうございました。
なお、撮影された写真は、整理が終わったものから、下記のフォトストリームにてさせていただいております。どうぞご高覧ください。
NAKAHARA-LAB on Flickr
http://www.flickr.com/photos/nakaharajun/
(以上文章:吉川・中原)
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追伸.
いつか「ワークショップを写真にどう残すか?」という、あまりにニッチなテーマをかかげた「ワークショップ」をやりたい、と言っていたのが1年くらい前です。しかし「写真のワークショップ」は、撮影するワークショップがなくてはなりません。
このたび、このようなかたちで「ワークショップ・オン・ワークショップ」が出来たことは、非常に嬉しい事でした。テアトロフォーラムの開催がすでに決まっており、これにアドオンするかたちで、【fʌ’n】写真講座の開催を決定いたしました。見木さんには、このような激しい企画にご参加いただき、心より感謝です。
しかし、ワークショップ・オン・ワークショップの運営は、まさに過酷を極めました。もし、今後、やる方がいらっしゃいましたら、それはチャレンジングですが、腹をくくることが必要です。
うまくいかなかった部分もありますが、それは十分リフレクションし、また次の機会につなげたいと思っております。
テアトロフォーラムと【fʌ’n】写真講座、いずれにしても、ご参加いただいたみなさま、まことにありがとうございました。心より感謝いたします。
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