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2005.11.27 10:46/ Jun

ビートルズ

 今週のAERAには、ジョン=レノンの特集が組まれている。いろいろなひとたちが、思い思いにジョンへの思い出を語る。それを読んでいると、なんだか、僕もビートルズを聞きたくなってきて、ついipodの電源を入れてしまう。
 僕が「ビートルズ」に出会ったのは、今から20年近くも前、小学校2年生か3年生の頃でなかったと思う。
 近くに住む、いとこの「ターチャン」が、ビートルズ狂で、「じゅん、ビートルズはいいべ」「この曲もいいべ」と、なかば、言い聞かせられるように(洗脳!?)に聞かせてもらったのが、最初ではなかったか。
 当時は、レコードとテープが全盛の時代である。
 超有名なナンバー「Let it be」とか「HELP」とか「Yesterday」とかを、TDKのテープに録音してもらい、家に帰って聞いていたことを思い出す。
 もちろん、歌詞なんか全くわからない。
 「Yesterdayってどういう意味?」と親に聞いてみたら、すかさず「きのう」と答えてくれたものの、「じゃあ、この曲、全部でなんて言っているの?」ときくと、「もう夜遅いから寝なさい(笑)」みたいな。
 あと「Let it be」が「なすがまま」って意味だってことはわかったけれど、「なすがまま」って何よ?と素朴な疑問がまた増えるみたいな感じ。
 右も左もわからんけど、とにかくビートルズはいいんだ!
 そういう風にして、僕もビートルズ好きになっていきました。
 ビートルズのナンバーで僕が好きなのは、特に「初期」に集中している。初期のビートルズは、本当に「エッジイ(edgy)なヤツラ」だったのですね。
 労働者階級の中心地、リバプールからなぐりこみをかけ、「僕らはいまやキリストより有名だ」とうそぶくまで、彼らは、一心不乱に成功の階段を駆け抜けた。
 下記は初期のナンバーから数曲。
 —
 「I saw her standing there」
 Well she was just seventeen
 You know what I mean
 And the way she looked
 Was way beyond compare
 So how could I dance with another,
 Oh, when I saw her standing there
 「どうして他のイ○ネーチャンと踊れるっていうんだよ?」っていうからにはさ、よほどきれいな娘だったんだろうね。
 —
 「please mister postman」
 Oh yes, wait just a minute mister postman
 Wait, wait mister postman
 (Mister postman look and see) oh yeah
 (If there’s a letter in the bag for me)
 Please mister postman
 (I’ve been waiting a long long time)oh, yeah
 (Since I heard from that girl of mine)
 There must be some word today
 From my girlfriend so far away
 Please mister postman look and see
 If there’s a letter, a letter for me
 あの娘からの手紙を待っているんですね。「お願いだ、郵便屋さん、オラに手紙をくれよ」と言っている。このころは、もちろん、郵政民営化は話題にのぼっていないだろうね。
 —
 「Please please me」
 Last night I said these words to my girl,
 I know you never even try, girl,
 C’mon…
 Please please me, whoa yeah, like I please you.
 「僕を喜ばせてくれ」っていう歌ですね。やはり、このころは「喜び組」があるわけじゃないけれど。
 —
 まぁ、どうでもいいんですが、こんな感じで、初期ビートルズっていうのは、とても青いのです。
 日本でいえば、舟木カズオの「高校三年生」や、青い三角定規が「太陽がくれた季節」を歌っちゃうみたいなノリ!? うーん、僕の中では違うんだけど、とにかく青くて、トゲトゲしていて、いいですね。
 ビートルズの英語は中学生でもわかりますから、英語の勉強にもなります。
 J-POPにあきたら、彼らのデビューアルバム「Please please me」とかを聞いてみてください。
 きっと、いつかの「懐かしい感じ」が目の前に広がるから。

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