2010.3.4 00:00/ Jun
ちょっと前のことになりますが、生まれて、すいません。いろいろ追われて、こんなにご報告が遅れました。「あっち、こっち、そっち、どっち、すったもんだ、もんたよしのり、それから、どした、はー、どーした、どした」という感じで、気づけば3週間です、、、ああ、人生は矢のようですね(意味不明)。
さる2月12日は、東京大学本郷キャンパスで、Learning bar(ラーニングバー)が開催されました。今日はそのときのことを振り返りながら、書きたいと思います。
この日のlearning barのテーマは、
コミュニケーション不全を克服せよ!
社内に「楽しく、つながり、学べる場」をつくる!?
リクルートエージェント【ちゑや】の挑戦
です。
リクルートエージェント
【ちゑや】店主
中村繁さん
を講師にお招きし、職場におけるコミュニケーションの問題について、皆さんで考える機会を持ちました。
昨今、成果主義の徹底によって、職場メンバーの「コミュニケーション」や「協力」が失われる…といったことがよく聞かれますね。また、中途採用が急拡大し、顔の知らない人が職場に増えていく…といった事態も耳にします。「職場の中の気付かぬ孤独」・・・程度の差こそはあれ、誰もがこれを経験しています。
…とはいえ、、、この問題を何とかしようとして、
さぁ、皆さん、コミュニケーションをしましょう!
みんなで、和気藹々と話しましょうよ!
と声高に叫んでも、いまいち集まりは悪いですし、盛り上がりません。多大な費用をかけてリラックススペースやコミュニケーションスペースをつくっても閑散としてしまうことが少なくありません。
誰もが、日々の雑事に追われ、「終わりなき日常」を過ごしています。そのような人々の心を魅了する施策とはいったいどのようなものでしょうか。社員が集い、つながりを深め、さらには学ぶこと、変わること、変えることのできる「場」を、いかに社内につくりだすことができるのでしょうか。
リクルートエージェントさん【ちゑや】は、社員同士が部署・肩書き・経験の差を乗り越えて活発にコミュニケーションができる非公式の場でありながら、会社の公式の組織図にも存在する「不思議な活動」です。
【ちゑや】は、「コミュニケーションしましょう!」というかけ声でもなければ、「コミュニケーションスペース」でもない、もちろん「研修」でもないアプローチで、この問題に迫ります。今回のLearning barでは、中村さんから、そのあたりについてお話を伺いました。
おかげさまで、今回のLearning barも満員御礼!です。大変ありがたいことですね。お越しいいただいた皆様に、心より感謝いたします。今回は、過去最高レベルの411名の方々からご応募をいただき、当日、200名の方々に抽選でおこしいただきました。
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バーの会場は5時30分。
今回は、【ちゑや】のイメージが「江戸のちゃみせ」ということでしたので、「和」のイメージで会場を演出しました。
和傘を借りて、和菓子を準備し、【ちゑや】さんのはっぴを全員できて、のれんを設置しました。全員がこれらの活動は、M1の我妻さん、木村君が中心になってくれました。ありがとう!
和菓子は、特に女性には大変好評だったようです。よかった、よかった。
以前にも述べましたが、Learning barは、常に「変化すること」をめざしています。このあたりの思いについては、下記の取材を受けましたので、どうぞご覧ください。
Learning barの作り方 (by ワークショップ部)
http://bit.ly/3Zx22N
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Learning bar冒頭は、中原から趣旨説明です。
くどいようですが、Learning barは、
1.聞く
2.聞く
3.聞く
4.帰る
という場ではなく、
1.聞く
2.考える
3.対話する
4.気づく
ような場であるということを、まずは、ご説明いたしました。何度かLearning barにお越しの方にとっては「くどい」と思われるかもしれませんね(笑)。でも、これは「場」の「しきり」ですので、「しつらえ」と同時に大変重要なことなのです。また、現在、Learning barは、6割程度の方が新規の方々です。ですので、いつも、あえてやらせていただいております。
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まずは、リクルートエージェントの中村さんからのご講演です。
中村さんからは、まず、【ちゑや】の成り立ちについてお話がありました。今となっては、公式の組織になっている【ちゑや】ですが、当初は、中村さんが個人としてはじめた試みでした。それが、少しずつ話題になり、活動を拡大して、現在に至っています。
否、この言い方は正しくないかもしれないですね。むしろ、「思いついたらすぐやる」「なんで駄目な理由があるの?」という精神で、社内の様々な人々のニーズに従って、これまで拡大してきましたそうです。
もともと個人創業としてはじまったインフォーマルな「場」、次第に人々が参加するようになり、社内の公式な事業に結集した、ということですね。
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【ちゑや】の活動は、大別すると下記のように分かれます。
(1)ようこそ先輩 – 失敗経験を語りあう場
(2)海老原塾&無手勝塾 – 転職スキル(この場合は業務スキル)をぶ学ぶ場
(3)スペシャルライブ – 社外から著名人を招いて視野を拡大する場
(4)よろず茶屋 – 同じ趣味をもつ人々が集まるコミュニティ
一目みただけで、そのネーミングから「怪しさ」がつたわってくるでしょう。中村さんがいつもおっしゃっていることですが、「楽しくて、怪しい」「ちゃんとやらない」が、そのメインコンセプトです。
「楽しくて、怪しい」「ちゃんとやらない」という言葉からは、一見、不真面目な感覚を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。これが人を集める、という意味では、重要なファクターなのかもしれません。
「終わりなき日常」を脱して、非日常の空間において、人がつながる場所をつくるためには、それなりの「演出」が必要だということです。
メタフォリカルに述べるならば、「楽しくて、怪しくて、ちゃんとやらないこと」を「ちゃんとやっている」のが【ちゑや】ということになるのかもしれません。全体としては、「楽しい場」「あやしい場」「学べる場」「人がつながる場」をめざしているそうです。
お話をお聞きしていて、非常に印象的だったのは、中村さんは、【ちゑや】を社内サービスだと位置づけていることです。顧客は、社内の社員。そこには、明確な顧客意識があります。これは、人材開発のみならず、間接部門にとっては非常に重要なことだと思うのですが、いかがでしょうか。
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その後は、Learning bar恒例のディスカッションタイムです。
熱いディスカッションがかわされています。
外は寒いのに、今日も、非常にいつものように、教室の温度は急上昇です(笑)。クーラーつけなければならないほど。
その後は、Q&Aのコーナー。200名の方々からいただいた質問を中原が選ばせていただき、中村さんにお答えいただきました。
中村さんと中原のやりとりは、さながら「漫才」のようになりましたね。そういう感想を何人の方からいただきました。全く打ち合わせたわけではないのですが・・・。
楽しそうです。非常にうれしいことですね。
最後は、中原によるラップアップで終わりました。
講師の方へのわれんばかりの拍手の中、無事終了です。
ちなみに、、、この日の様子をもとに、Learning barの紹介ビデオをつくって、Youtubeで公開しております。3分間でLearning barの様子をご理解いただくことができると思います。もしよろしければ、ぜひ、ご覧ください。
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