2009.9.8 07:58/ Jun
近況。
大学院入試が終わりました。中原研究室では、今年は3名の合格者がでました。いずれも、社会人大学院生です。
新大学院生の研究計画は様々です。
1)学校の社会関係資本と校長のリーダーシップに関する研究
2)OJTの効果と職場環境の関係に関する研究
3)研修の効果と職場環境の関係に関する研究
でしょうか。
非常に楽しみな内容ですね。
いずれも、後期のゼミから希望者は参加することができます(中原研究室はM0+M1+M2の2年半で修士を考えています)。
次は、博士課程後期入試が2月です。
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最近、TAKUZOにジュースなどをあげるときに、
「だんな、ありがとうごぜーますだ、と言いなさい」
とふざけて言っておりました(笑)。「越後屋ごっこ」を親子でやっていたのでございます。まぁ、実際は、ほとんどうまくいかず、彼の口からその言葉が聞かれることはあまりなかったのですが・・・いつも、ケラケラ笑って終わりだった。
そうしたら、なんと、先日あるコーヒーショップで、TAKUZOにミックスジュースを買ってあげたら、バカでかい声で、自発的に自信たっぷりと叫ぶではありませんか。
「だんな、ありがとうごぜーますだ!」
なんで、今、言うのよ・・・(泣)。
家で言いなさい、家で(泣)。
まわりのお客さんはじめ、店員さんには笑われるわ。冷や汗でした。
まぁ、僕が悪いんだよね、130%
余計なことを教えんでいい>自分
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先日、ある会議で、中目黒のKIRARAからお弁当をとっていただきました。KIRARAは有機食品をふんだんにつかったオシャレ弁当を提供してくれるお店です。「オシャレざる」に様々な食材が入ってきますよ。
KIRARA
http://blog.kirara.gr.jp/
このときの会議は、あるところで実施するワークショップの打ち合わせでした。今度、そのワークショップのお昼には、こちらからお弁当をとるのもいいですね、と話しておりました。ピクニックもいいね、と。
「たかが弁当、されど弁当」です。いつもの揚げ物、いつものハンバーグよりは、ヘルシーに、かつ、オシャレなお弁当を食べたいですね。それで、もしかすると、やる気、ワクワク度が変わってくるかもしれません。
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先日、テレビで「どらえもん」を見ていて、ふと、思いました。
どらえもんとのびたの関係とは、どのようなものとして理解できるのだろうか。
下記、僕は「どらえもん」のファンでも、専門家でもありませんが、考えたことを書きます。
まず、一見、どらえもんは、「のびた」が引き起こし、抱えている諸問題を「助けているか」のように見えます。彼は「のびた」のためによかれと思っていることをします。
ポケットの中から、万能の道具をだして、一時的には「のびた」を救います。しかし、その期間は長く続きません。道具の利用は、「どらえもん」のあずかり知らないところで、「行為の意図せざるを結果」を引き起こしてしまうのです。
時には、のびたが自分で諸問題を引き受けて、自ら問題解決に当たることはあります。しかし、多くの場合は、「のびた」はヒドイ目にあうか、「のびたのまま」で終わります。
どらえもんのしていることは、結局、のびたを「成長」させることなのでしょうか。それとも、「のびたをのびたのままにしておくこと」なのでしょうか。もちろん、どらえもん自身はそんなことは望んでいないとは思います。まぁ、のびたが劇的に成長してしまったら、このマンガは終わってしまうような気もするけれど。
皆さんは、どう思いますか?
ブログを読んだ方からメールをいただきました。
ドラえもんの中には、「のび太はドラえもんに頼らずに、課題を解決するという試練がある」そうです。ジャイアンに一人で勝たないとドラえもんは未来に帰ってしまうエピソードだそうです。
心に響くドラえもん名言集 (単行本)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0%E5%BF%83%E3%81%AB%E9%9F%BF%E3%81%8F%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3%82%93%E5%90%8D%E8%A8%80%E9%9B%86-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3%82%93%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0/dp/4093876754
「僕だけの力で、君に勝たないと…。ドラえもんが安心して、帰れないんだ!」
「見たろドラえもん。勝ったんだ、ぼく1人で。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん」
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泣ける。
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ワークプレイスラーニングは、お申し込み開始から1週間で、既に定員800名をこえました。本当にありがとうございます。
当日が素敵な場になるよう、努力いたします。
■お申し込みWebサイトはこちら■
http://www.educetech.org/wpl2009/
安田講堂は2階席を入れれば、もう少し入ることができますので、申し込みを続行します。ただし、限界まで達した段階で申し込みを締め切らさせていただきます。
くれぐれもお早めに。
ふるってお申し込み下さい。
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来週のシルバーウィーク(というらしい)には、日本教育工学会が東京大学で開催されます。僕は、2日目の学会全体シンポジウムを担当しています。場所は安田講堂です。
シンポジウムは下記のような内容です。入場は無料ですので、もしご興味があえばお越しください。
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■「変革をささえる教育工学:
サスティナビリティとスケーラビリティ」
教育工学研究は、教育現場の変革(改善)に資することをめざす「実践志向」の学問である。「実践志向」の意味するところは様々な解釈が可能であるが、避けて通れない問題のいくつかに、サスティナビリティ(sustainability:持続可能性)とスケーラビリティ(scalability:普及性)の問題がある。
サスティナビリティとは、ある現場で試みられた変革が、外部からの介入をなくしても、自律的に維持されうることをさす。対して、スケーラビリティとは、ある現場で実施された変革が、他の現場に普及することである。
近年、学習研究においては、サスティナビリティやスケーラビリティが問題になっている。研究者と実践者が共同して、あるいは研究者個人が、ある実践を試行した後、その実践はどのように維持され、継承されていくのか。そして、それが、ある特定の場所での試みを超えて、他の教育現場にどのように普及・伝播していくのか。 これらの問いに対するモデルなき模索がはじまっている。
教育工学が「実践志向の学」であることを標榜するならば、これらの問題にいかに向き合うべきなのか。サスティナビリティやスケーラビリティを向上させようとするとき、
1)研究者と実践者の関係はいかに「ある」のか
2)研究者は何をデザインし、何を評価するのか
3)研究のアウトカムはどのような表象を用い、「誰」を「宛先」に発信されるものなのか
4)研究者が「研究以外」に引き受けなければならないことは何か
5)上記のようなプロセスの中で、研究者はいかなるアポリアを背負うことになるのか。
本シンポジウムでは、初等中等教育、高等教育から各2つずつ実践的研究事例を報告していただきつつ、これらの問いを、会場の参加者をまじえて議論したい。
なお、本シンポジウムでは、会場の参加者間、会場と発表者間のやりとりを、よりインタラクティブにするため、いくつかのテクノロジーを活用する。
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【初等教育の部】
■学校現場・企業・研究者による共同研究のサスティナブルなデザイン
玉川大学 堀田龍也先生
概要
教育工学を支えるプレイヤーである学校現場・企業・研究者は,それぞれ異なる立場を持つため,一般に連携することは容易ではない。教育工学の発展のためには,三者が連携する共同研究をサスティナブルにするデザイン原則を共有すべきではないか。いくつかの事例をもとに検討する。
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