2005.4.15 19:10/ Jun
プロジェクトを行う際の「メンバーの多様性」とは「諸刃の剣」である。
メンバーの社会的背景、専門性が多様であるが故に、それがうまく調整され、そのチカラが結集したときには、信じられないパワーが生まれる。一人ではできないことが、わかる、できる。
しかし、多様であるが故に、それはリスクも抱え込む。
「多様」という言葉が、ある種の「あきらめ」をともなう「逃げ言葉」として語られる状況に陥ったとき、メンバーに共通の目的やタスクは失われる。パフォーマンスなど期待出来る余地もない。集団に生まれる浅慮、極化、無責任については、これまでおびただしい数の研究が生み出されてきた。
しかし、人間が集まれば、そもそも「多様」になることは否めぬ事実である。どんなに均一なメンバーから構成され、どんなに精密に目的が設定されたとしても、字義通りの意味で「非多様的」な集団は存在しない。
多様性のマネジメント
それは極めてチャレンジングな課題でありながら、誰もが挑戦せざるを得ない地平なのかもしれない。プロジェクトが生まれる場所が、実社会になればなるほど、その重要性は増すのではないかと思う。
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