2005.10.19 20:34/ Jun
今月のANA機内誌「翼の王国」にのっていた興味深い数字。
2004年、日本とアメリカのGDPは、それぞれ4兆6664億ドルと11兆7129億ドル。3倍はいってないね、GDP的には。
それに対して、法人・個人の寄付額は、日本が推定7281億円。対して米国は20兆5800億円。日本の寄付は7割が法人であるのに対して、米国の場合は9割が個人。個人の寄付だけを比較すると、日本の寄付額は米国の88分の1しかない。
文化、教育、福祉、そしてそれらの担い手である大学、NPO、社会教育施設…様々なものが「寄付のカルチャー」によって支えられていることは周知の事実ではあるけれど、こうして数字を比較すると、その差に改めて驚いてしまいますね。
もちろん、「黙って口をあけていれば親鳥がエサをもってきてくれる」ように、篤志家が寄付が舞い込んでくるわけではない。その背後には、寄付者に対するあの手、この手をつかったサービスがあり、綿密に計算されたPublic relationがある。そして、それらを生み出す専門家がいる。
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