膵臓癌で余命半年を宣告されたカーネギーメロン大学 ランディ・パウシュ教授の「最後の授業」をYoutubeで見た。
先日、Learning barに参加してくれた方から、その存在を教えてもらった(Nさんありがとうございます)。
2本目以降はこちらhttp://jp.youtube.com/watch?v=yw_PKpaJbT0&feature=related
講義は、彼が自分の夢をどのように実現してきたのか、を率直な言葉で、しかも第一級のユーモアーをもって語っている。
夢の実現を通して、自分がどのように人々にサポートされ、また、自分が他者をどのようにサポートしたのか。
余命数ヶ月の彼が伝えたかったのは、そういう人々のつながりの中で「人を支えつつ、人に支えられながら生きること」の大切さでないか、と思う。
思うに、人生には「三種類の時間」しかない。
「あなたが誰かに支えられている時間」
「あなたが誰かを支えている時間」
「あなたが誰かを支えつつ、同時に、誰かを支えている時間」
人間は生まれてから死ぬまで、「支える」ということから無縁ではいられない。
ビデオの中の彼は、ウィットにあふれ、常にエネルギーに満ちている。しかし、そんな彼を目にしながら、頭の奥底には、「こんなに元気なのに、この先生は、もう長くはないのか・・・」という思いが、こみ上げてくる。何だか訳もなく切ない。
講義の中での彼のメッセージは決して奇をてらったものではない。
「レンガの壁があっても夢の実現をあきらめてはいけません」
「人の批判を聞くこと。評価グラフの形であれ、尊敬する人の言葉であれ、批判を素直に聞くことはむずかしいものです。批判は大切に役立ててほしい」
「間違いを正されるのは期待されている証拠です。誤りを指摘されない環境は自分のためにはなりません」
「文句をいわずに一生懸命やること」
誰もが「そうだよな」と思うことでありながら、なかなかそうすることが難しい。彼は、そうしたことを率直に語る。その率直さが胸をうつ。
ちなみに、この講義は、彼の3人の子どもに向けられている。
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追伸.
7月6日(日)午後2時、六本木のアカデミーヒルズで上映会があるとのことであった。
最後の授業 上映会http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/last_lecture/index.html