2008.6.19 08:39/ Jun
CLO(Chief Learning Officer)ならぬ、COEO(Chief Organizational Effectiveness Officer)という役職名があるらしい。先日、一橋大学の守島先生のご講演資料を拝読していたら、そのようなことが記してあった。
※資料出所は、慶應丸の内シティキャンパス「人材開発アーキテクチャ論」です。金井壽宏先生が主任講師です。中原は、一回分を担当します。
人材開発アーキテクチャ論
http://www.keiomcc.com/program/hrd/
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COEOは、いわゆる研修やOJTを中心とした「人材育成」を見るだけではなく、
1)組織文化マネジメント
2)スタッフの意識改革
3)組織学習の強化
4)組織メンバーのダイバーシティへの対応
5)職場のコミュニティ化
などなど、広く「組織における人間の成長や学習」に関係する様々なものを取り扱う役職だそうだ。これらの諸要素を、うまくマネジメントして、人間がよく働ける場や社会関係をデザインしていく、ということなんだろう。
この方向性は、ワークプレイスラーニングという概念にも、パフォーマンスコンサルティングという概念の主張とも合致しており、僕個人としては、とても共感できる。
人間は、研修室だけで学ぶわけではない。学びの場は職場にも広がっている。そして、働くことが、すなわち、学びでもある。学習や成長を、より広い文脈で捉えることが重要だと僕は思う。
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以前にもアナウンスしたけれど、今年は10月31日(金) 午前10時~午後5時まで、東京大学・本郷キャンパス 安田講堂でワークプレイスラーニング2008というカンファレンスを実施する。今年のテーマは、ずばり「人材開発部の未来」だ。
カンファレンスまで、残り4ヶ月はある。
様々な情報を集約し、日本の状況を鑑みた上で、じっくり、主張を練り直したい。
(ちなみに、JMAM「人材教育」の次号、リクルートワークス研究所の「Works」の次号で、僕のオピニオンが掲載される予定です。よろしければ、ご意見お聞かせ下さい)
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