2024.7.30 10:42/ Jun
新刊「シン・人事の大研究:人事パーソンの学びとキャリアを科学する」(田中聡・中原淳・日本の人事部編集部 著、ダイヤモンド社)が、本日、発売になりました!!どうぞお手にとっていただけますと幸いです!
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478120552/nakaharalabne-22
この本は、
人事パーソン自身の学びとキャリア
に焦点をあてた希有な本です。人的資本経営しかり、人手不足しかり、人事の世界も「衝撃的変化」を迎えつつあるなかで、
1.人事パーソンはいかに学び直せばいいのか?
2.人事パーソンは人生100年時代、いかにキャリアを築けばいいのか?
そして
3.先輩人事パーソンは、どのように学び、キャリアを築いているのか?
を知ることのできる本です。ぜひ、どうぞお手にとっていただけますと幸いです。
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この本が論じているのは、よくある「人事部論」ではありません。
「人事部は・・・・あるべきだ」
「これからの人事部は・・・・・でなければならない」
よくあるセミナーで、ときどき、見聞きする議論です。わたしどもは、こういう「紋切り型の人事部論」は「いたしません」人事部がいかにあるべきかを決めるのは、人事部の内部ひとであって、外部のひとではありません。お好きになさればいいのです。
さらに、もう少し解像度を高めると、「人事部さん」という主体は存在しません。人事部のなかには「人事パーソンひとりひとり」がおられるだけなのです。
わたしたち(田中聡・中原淳・日本の人事部編集部)が多くの方々にお話ししたいのは、主語を「人事部」ではなく、「人事パーソンひとりひとり」にすることです。そのうえで、「人事パーソンひとりひとりの学びとキャリア」を論じていきたいと願っています。ここが「類似する言説」との、最大の違いかもしれません。筆頭著者の田中聡さんがリーダーシップを発揮し、わたしにも共同研究のお声がけをいただき、周囲の方々の協力を得て、2年にわたる調査研究・執筆プロジェクト(!?)を成し遂げられました(お疲れ様でした!)。
本書は、おひとりでお読みいただくこともOKですし、気の置けない、信頼できる人事仲間とお読みいただけるとよいとも思います。また人事部全員で読書会をするのも面白いかもしれません。また人事のあり方に疑問をお持ちの経営者の方にもお読みいただけますと幸いです。下記が目次となります。
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今、人事の世界は、大きな変革期にあると思います。
わたしは四半世紀、この業界におりますが、この数年ほど、様々な変化が生まれた年はありません。
そのようななか、人事部の皆さんは、ときに「新しい課題」に揉まれながらも、働きがいをもって働いておられます。一般ビジネスパーソンとの比較をとると、人事部の皆さんのeNPS(人事の仕事を他人におすすめできるか=エンゲージメントの類似指標)は、非常に高いものがあります。
また、人事部の皆さんは、自分の仕事を「天職」だと考えているひとも多いのも事実です。忙しいし、大変。だけれども、ひとの成長、事業の成長を垣間見られることはとても楽しいことなのかもしれません。実際、人事部の皆さんは、他の職種にくらべて、他社の人事の仕事を副業なさっている率も高いのです。
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この本では、人事パーソンのなかで成長しながら成果をだしている人材を「ハイパフォーマー」とよび、彼らの学習の特徴を分析しています。データになっているのは、1500名の人事パーソンの皆さんの量的データです(お答えいただき、ありがとうございました!感謝です!こうしてようやくお届けできるようになりました)。
本書では、各所で「人事パーソンの学びとキャリア」にまつわる「データ」が掲載されています。データにもとづき議論をする。これが本書の特徴でもあります。
さらには、読者の方が、「どのように学べばいいのか」についてのヒントを得られるチェックシートなどもついております。自らチェックを進め、自らの学びをデザインなさってください。
本書の後半は、人事パーソンの仕事人生(キャリア)に関する記述も含まれています。
人生100年時代、いかに人事としての仕事を全うすればいいのか。そのためには、かなり前から、自分のキャリアについて考えていくことが必要になります。
20代のときには何が必要なのか?
30代のときに留意するべきことは何か?
シニアにさしかかったら、何をしていけばいいのか?
本書では、世代事に、どのようなキャリアを歩めば、幸せな活躍ができるかを論じています。
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本書には多くの量的データもございますが、5名の人事パーソンの学びとキャリアにまつわるインタビュー(定性調査)も含まれています。5人の人事パーソンの皆様には、お忙しいところ、インタビューにご協力いただき、心より御礼を申し上げます。彼らの言葉から、自分自身の学びとキャリアを振り返るための多くのヒントが得られるのではないか、と思います。
インタビューにご協力いただきましたた北山剛さん(三井住友銀行)、田中久美さん(ジャパネットホールディングズ)、清水宏紀さん(カインズ)、岩田翔平さん(メルカリ)、バスマジェ詩織さん(ユニリーバ)、本当にありがとうございました。
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最後になりますが、この書籍執筆のプロジェクトは2年間にわかる長距離走でした。まず、田中さん・中原の思いに答え、質問紙調査を実施していただきました、日本の人事部の長谷波慶彦さん、同社社長の林城さんに心より御礼を申し上げます。1500名の調査ご回答協力者の皆様にも御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
また、このプロジェクトには、人事業界のインフルエンサーの皆様、髙倉 千春さん(元・ロート製薬、高倉&カンパニー)、武田雅子さん(メンバーズ)、曽山哲人さん(サイバーエージェント)などから応援のメッセージをいただきました。ありがとうございました。また、HRカンファレンスや、関連するセッションなどで、この調査の報告とともに、数多くのビジネスパーソンの皆様にもご登壇いただきました。鈴木 潤さん(SCSK)、東 由紀さん(コカ・コーラ ボトラーズジャパン)、松浦俊雄さん(シーユーシー)、流郷紀子さん(カルビー)、割石正紀さん(ベイシア)、ありがとうございました。重ねて御礼を申し上げます。
最期に編集の労をとってくださったダイヤモンド社の広瀬一輝さん、また企画をねっていただいた小川敦行さん、永田正樹さん、田村淳一さん、構成をまとめてくださった間杉俊彦さんにも御礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして人生はつづく
わたしたちも、次の旅へと、出かけています。
また、その旅路で、お会いしましょう!
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478120552/nakaharalabne-22
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