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2008.6.15 08:14/ Jun

赤ちゃんの「ハナミズ」をどうするか?:ハナ吸い器づくり奮闘記

 赤ちゃんの「ハナミズ」というのは、なかなか親泣かせです。赤ちゃんは、「チーン」とかって、自分でハナかめないですから。ハナミズを親が取ってあげなくてはなりません。貯めておくと、風邪がなかなか治らない。
 でも、この「取る」が問題なのです。
 耳鼻科に行けば、「自動吸引器」でとってもらえますが、どこの耳鼻科も今は混んでいます。ヘタをうてば「2時間待ち」はザラなのですね。
 ハナをズルズルズルと吸ってもらうだけに2時間・・・・。しかも2時間のあいだ、暴れるTAKUZOをかかえて。ハッキリ言って、終わった頃には心身ともに疲れ果てます。
 で、自宅でできる「ハナ吸い器」として一般的に用いられているのは、下記のようなものです。
 まずは「スポイト式」
supoito.jpg
 こちらはスポイトのように「ハナ」を吸い取ります・・・というか、そのハズなのですが、なかなか実際はとれない・・・(泣)。
 こちらは、親が口で吸いとるかたちのやつです。チューブの一方を子どもの鼻の穴に差し入れ、もう一方から親が空気を吸います。真ん中に「空気貯め」が取り付けられているので、ハナを直接吸わなくてもよいかたちになっています。
supoito2.jpg
 これは、一般に最も用いられていますが、「大問題」があります。それは、、、
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「これでハナを吸うと、親が風邪をひく」
 ということです(笑)。
 我が家のような共働き家庭では、クリティカルな問題ですね。
 おそらく、ハナを吸い取るときに、子どものハナの穴にたまっている空気から、ウィルスやら細菌やらを、一緒に吸い取ってしまうのではないかと思います。メカニズムはよくわからんが、統計的有意に、かなりの確率で、親も風邪をひくのです。
 これまでは我が家も、後者のハナ吸い器を使っていました。
 申し訳ないんだけど、僕は遠慮させていただいておりました。なんか「吸う」のが苦手なのです。吸ってる最中に、ゲ●でそうになってしまうのですね。
 で、こんな情けないワタクシを横目に、カミサンが「ハナ吸い特攻隊長」を拝命しておりました。で、彼女が、いつも「吸っていた」。その結果、可哀想に、いつもカミサンはノドを痛めていたのです。
 で、これではイカンと考え、抜本的な「改善」を試みることにしました。人間が「吸う」のではなく、機械が吸えばいいのだ、と思ったのです。
 まず試したのは
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 一般家庭で「吸う」といえば、こちら。
soujiki.jpg
 いわゆる、ひとつの「掃除機」ですね。
 掃除機の先にサランラップとチューブで「細工」を施し、そこに、ハナ吸い器を取り付けました。
soujiki2.jpg
 さっそくスイッチを入れると、強烈な吸引力です。早速、TAKUZOに試してみることに。すると・・・
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 吸引力がいささか「強烈」すぎました。
 ボボボボボボボボボボボッ
 ボボボボボボボボボボボッ
 ボボボボボボボボボボボッ
 という音がします。確かにハナは恐ろしいほど取れるのですが、TAKUZO、かなり苦しそうで、暴れています。「やべー、脳みそまで吸ってもうたかも」と思って、10秒ほどで辞めました。
 何すんねん、コラ!
 TAKUZOは、終わったあと、しばらく、僕とは目をあわせようとしませんでした(笑)。「無言の抗議」です。
 そこで、次に目をつけたのは、美顔器です。
biganki.jpg
 僕はよく知らないのですが、女性が鼻のまわりの皮脂をとるのに、用いるもののようです。
 耳鼻科で用いる吸引器が、60ヘクトパスカル。そして、こちらが50ヘクトパスカル。10ヘクトパスカル足りないのですが、まぁまぁ、それくらいなら許容範囲でしょう。
 早速、美顔器の先にハナ吸い器を取り付けました。
biganki2.jpg
 吸引力も心地よい感じです。
 で、こちらをTAKUZOに試してみると、、、
 大成功です! 耳鼻科のようにはいきませんが、今まで使っていた「ハナ吸い器」と同じくらいまでは、ハナがとれました。
 これで、TAKUZOの風邪はすぐに治るでしょうし、カミサンも、ノドを痛めることにないでしょう。そして、ワタクシは、「救世主」として、永久に家族史に名をとどめるのです。フフフ。
 そして人生は続く。
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takuzo_asobi.jpg

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