2022.7.21 08:24/ Jun
中途採用者が「うちの会社は」という言葉を使い始めるのに何ヶ月かかるのか?
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今年の春、中途採用で転職なさった方に、先だって、偶然お会いする縁がございました。はじめての転職で、最初のうちは、かなり戸惑いがあったようでしたでしたので、あれからどうなったかな、と思ったりもしておりました。
結論から申し上げますと、まったく、そんな心配は無用。新たな組織で、ご活躍のご様子で何よりでした。素晴らしい転職のご縁だったようですね。
その方は、わたしと話すときも、
「うちの会社は・・・・そういうところがあるんですよね」
という具合に、見事に「うちの会社」という言葉をお使いでした。「ウチ」とは、境界の「内側」と「外側」を分ける言葉であり、かつ、自分の立ち位置を「組織の内側」に位置づける言語行為です。
自分の会社を「うちの会社」と呼べるくらいに、見事に組織再社会化(新たな組織に適応したこと)が達成されたようですね。良かったです。
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わたしは、この方に、転職前後に、自分が新たな組織にはいったときに感じる違和感をノートに書き付けておくといいですよ、とお話ししておりました。いわゆる「違和感ノート」のおすすめです。転職時には、ぜひ、おすすめいたします。あとで見返すと、「こんなことに、いちいち、違和感を感じていたんだ」と懐かしく思い、成長を実感できます。
「その後、違和感ノートはどうなりましたか?」
と質問させていただくと、
「最初のうちは書いていたんですけどね、、、1ヶ月くらいたって、量がぐっと減って、今月で3ヶ月なんですが、もう書いてないですね。違和感がなくなったんですよね」
とお話ししておられました。素晴らしいことです。
中途採用業界では、俗によく
組織は1ヶ月もすれば「慣れる」
組織は3ヶ月もすれば「染まる」
と言われますが、まさに、このフォークセオリー(folk theory : 俗に言われているセオリー)を地で行くようなものです。
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今日は中途採用者の組織再社会化のスピードについて、「うちの会社」という物言い、「違和感ノート」の話題をからめてお話をいたしました。
組織は1ヶ月もすれば「慣れる」
組織は3ヶ月もすれば「染まる」
は、人間の高度な学習能力を示している、とも思います。生理的に「NO!」、倫理的に「OUT!」ではないかぎり、たいていのことには、人間は自ら学び、自らを変化させることができる、ということなのだと思います。
そして人生はつづく
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研修開発ラボは、組織や現場のニーズ、経営戦略をふまえ、経営に資する社内研修を構築することを目的としたセミナーです。最新のアカデミックな知見やエビデンス、研修開発に役立つヒントを随所に散りばめたプログラムになっています。
全5回6日間のオンライン研修を通して、継続的なアウトプットと講師陣によるフィードバックを繰り返しながら、研修の企画・設計・実施までの「研修開発プロセス」を実践的に学ぶことが可能です。
設計編では、実際の自社課題・ニーズに基づいて研修プログラムを作成いただきます。中原による公開ゼミナール&講師陣による個別コンサルティングによって、効果的な研修プログラムの開発とアップデートを支援します。
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立教大学経営学部 中原ゼミ、ゲームなどを活用した「内定者フォローワークショップ」を共同開発! ダイヤモンド社・ダイヤモンドヒューマンリソースさまから発売中! 内定者の論理思考力、質問力などの工場、強みの発見、内定者同士の関係構築を、オンライン・オフラインで行えます。スライド、ワークシート、動画など完全完備。企業ごとに内製化してお使いいただけます。
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Diamond Transition Program for Freshers(オンライン新人研修)
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