2007.12.29 07:09/ Jun
年末、CDを整理していて、急に「長渕カラオケ」に行きたくなりました。
「長渕カラオケ」とは、「長渕剛の曲しか歌うことのできないカラオケ」です。
長渕カラオケは、下記のような特徴をもっています。
1)歌っている間は、みんなインに入るので、声をかけにくい
2)一曲の分数が長いのでなかなか順番が回ってこない
3)他人がどんな曲が選曲したとしても、結局、全員で熱唱してしまう
4)みんな長渕になりきっているので、言動がいつもより粗暴である
これらの理由から、決して、「万人受け」はしません。というか、参加する人を、かなり選びます。つーか、間違って参加すると、かなりの「拷問」かもしれません。
かくいう僕は、昔は、長渕ファンの友人と、これを楽しんでいました。
しかし、大学入学のため上京し、はじめて参加した「合コン」で、長渕を熱唱してしまい、「KY(空気読めないやつ)」と言われてから、長渕を人前で披露することを封印しています。
—
いやー、しかし。たまに聞くと、本当に長渕はいいのです。おそらく、僕の世代(今年32歳)は、長渕がもっとも輝いていた頃、彼の音楽を聴いていたのではないでしょうか。
正確にいうと、僕らが聞いていたのは「後期長渕」ですね。ヴィトゲンシュタインみたいだね、「前期」とか、「後期」とかいうと。
前期長渕は、「フォークシンガーとしての長渕」の時代です。「夏祭り」「順子」「二人歩記」「といった曲が、ここに入ります。
後期長渕は、「ヤ●ザものとしての長渕」の時代です。
「ろくなもんじゃねぇ」「とんぼ」「JEEP」「西新宿のオヤジの歌」「東京青春朝焼物語」「ガンジス」などがここに入ります。
後期長渕は、またの名を「長渕キックの時代」ともいいますね。長渕キック、知っていますか? 蹴りを入れたあと、自分も、よろよろとよろけるキックを「長渕キック」といいます。「とんぼ」「オルゴール」などの映画で、でてきました。あんまり効いている風には見えない、フツーに蹴った方がいいんじゃねーの、と思わないこともないのですが、なんかかっこよい。
長渕キック
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