2021.10.29 07:46/ Jun
会社に「ひとが集まる意味」とは何か?
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先だって、リクルートワークス研究所さんのプロジェクトのインタビューをお引き受けしました。そのテーマが、 まことに興味深いテーマでした。わたしのインタビュー記事が、昨日公開されたようです。ご笑覧くださいませ(インタビューでお世話になった、茂木さん、中村さん、辰巳さん、篠原さん、ありがとうございました)。
今、問われているのは新しい「com(ともに)」のあり方である――中原 淳氏
https://www.works-i.com/project/gettogether/sense/detail004.html
ここでわたしが申し上げたかったことは、
1.会社とは、その語源から、もともと「人々がともにあること(com)」を内包されている概念であり、それは変わらない
2.しかしながら、その「人々がともにあること(com)」のあり方は、時代とともに変わりつつある
3.コロナの「あと」に起こったと思われている変化は、実は、コロナ禍の「前」から起こっていた。そして、この「新たなcomのあり方(どのように人々が集えばいいのか?)」も、コロナ禍前から、揺れていた。
4.今の時代にフィットした「新しいcomのあり方」は、どこかに「答え」があるわけではない。自分たちの未来は、自分たちでつくりだすほかはない
ということです。
これに加えて
5.イノベーションや新たなアイデアは、人々が自由意志で集まる、楽しく、怪しい「場」でしか生まれない
ということを申し上げました。
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大学も、先週から、学生がキャンパスに戻り始めています。しかし、その数は、体感で、おそらく2年前の3分の1から5分の1ほどでしょうか。キャンパスが、学生でごった返す、という状況は、さすがに生まれていないように思います。
オンライン授業やオンデマンド授業、そしてハイフレックス授業(対面+オンライン)などが行われます。ゼミも、遠隔から参加するひともいれば、対面でフィードバックを行うことなど、本当にさまざまです。大学の学びの空間は、この2年間で「激変」しました。
新たな「com」が、大学でも模索されています。
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かつて、チャールズ・ダーウィンは「種の起源」にて
「最も強いものや賢いものが、生き残るのではない」
ことを喝破し、
「最も変化に敏感なものだけが、生き残る」
としました。
社会の変化にあらがうことなく、新たな「com」の模索に、取り組み、変化に敏感になりたいものです。
そして人生はつづく
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