2007.11.22 16:38/ Jun
あるファーストフードで働くアルバイトの人材育成に関する共同研究を来年からはじめるべく、共同研究者のMさんと一緒に計画を練っている。今日の会議で、おおよそのメドがついた。
世間一般では、このファーストフードの人材育成は、すべて「マニュアル」に従ってなされており、そこでの仕事は「マニュアルに書いてあることを単に実行すること」だと考えられている。
共同研究では、アルバイトさんたちが働く「現場」をフィールドワークしたり、関係者にインタビューや質問紙調査を行うことで、実は、そうした「常識」が、事実のある一面しか切り取ってないないことを明らかにしたいと個人的には思っている。
「現場での仕事の配列と異動」「チームワークによる仕事」等によって、いかに新人のアルバイトが、「できるアルバイト」になっていくか。そして、そこでの仕事がいかに即興的かつ協調的に成立しているか。また、そのプロセスにおいて、彼らが何を学んでいるのか、について明らかにできればよいかな。もちろん、今後のことは、Mさんと打ち合わせながら詳細をつめる必要がある。
近いうちに先方と会い、具体的に研究計画を説明する予定である。また、出版社の交渉も、そろそろスタートしなくてはならないな。
もちろん、研究の過程では、僕も「現場」に出向き、働いてみたいと思っている。やはり自分の目で見て体験しないことには、実態はわからないだろうから。
それにしても、これって「兼業」になるんだろうか?よくわかんないけれども。
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