2021.4.8 07:59/ Jun
私たちは「チーム」を語る言葉を持っていない!
チームを語るための「語彙」を増やしたい!
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私たちの新刊「チームワーキング」(中原淳・田中聡著)を執筆した強い動機になっている思いが、これです。
大学の初年次教育で「チームでの課題解決」を教えてみて・・・
大学のゼミ活動で「チームでの探究」を支えてみて・・・
企業でリーダーシップ研修を担当してみて・・・
私たちが感じたのは
多くのひとびとは「チームを語る言葉」をあまり持っていない
ということでした。
チームといえば「一致団結」
チームといえば「心をひとつに」
チームといえば「みんな一丸」
チームといえば「All for one、One for all」
たとえば、一般の学生が、チームに対して持っている語彙とは、たいてい、このようなものです。あたかも「モチ」のように米粒を溶かし、渾然一体な物質になることを「チーム」と考えている学生が非常に多いものです。そして、その語彙は驚くほど貧しい。言葉がないところには、チームの状態をみなで語り合うことができないのです。
しかし、わたしたちの実証研究の成果によると、「強いチームとは、そのようなものではない」のです。目的をしっかりにぎり、個の強みをいかしつつ、集う。
このような「強いチームの状況」をつくるためには、もう少し「解像度をあげてチームを見つめる言葉」を持たなくてはなりません。それが本書で述べている3つの概念です。
・目的をホールドしつづけること(Goal holdings)
・解くべき課題を、役割分担しつつ、探し続けること(Task working)
・言いたいことを言いあっている状況をもつこと(Feedbacking)
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「たかが言葉」と思われるかもしれません。しかし「されど言葉」なのです。
社会構成主義の教えによれば、
言葉こそが「現実」をつくります
わたしたちは、この新刊「チームワーキング」をもって「チームを語るための語彙」を増やすことをねらいました。
研究者にできることは、そう多くはありません。
社会でいうと、あまり役に立たない部類の人間かと思います。
私たちにできるのは、皆さんが、普段、何気なく行っていることを観察し、そこに「言葉」をつくりだすこと。そして、世の中の大切な現象に対して「語彙」を増やし、現実を変えるささやかなお手伝いをすることです。
すべてのひとびとに、チームを動かすスキルを!
すべてのひとびとに、チームを語る言葉を!
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相互賞賛アプリ「ピアトラスト」が導入された職場では、職場のメンバー同士が、お互いの日々の仕事を観察し、そこにキラリと光るものがあったときに「称賛カード」というものをメッセージとともに送りあいます。利用人数20名までは「無料」だそうです。ご興味があえば、ぜひ、ご利用くださいませ。
強みの自己認知と意欲を高める『ポジティブ1on1』
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あなたの会社のリーダー・管理職は「部下の強み」を観察できますか?:相互賞賛アプリ「ピアトラスト」が示唆する「リーダーの条件」とは?
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ピアトラストお問い合わせ
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