2020.4.22 09:01/ Jun
※2020年4月23日のブログは「お休み」させていただきます。オンライン対応、コロナ対応で忙しい日々を過ごしています。皆さんも、どうかご自愛くださいませ!
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最近は、新型コロナウィルスの感染拡大により、あらゆる「ひとびとの集まり」が「オンライン化」されるようになってきています。
研究者が行う「学会活動」というのもそのひとつ。
今、多くの学会が、今年の対面状況下で行われる学会や研究会を「オンライン」での開催に切り替えています。
なかには「学会のオンライン開催」にまつわる運営マニュアル、各種のリソースをネットで無償公開している研究機関、研究者の方々もいらっしゃる様子。
このようななかでも、学会活動を維持して「研究をとめないこと」に貢献なさえる努力は、素晴らしいものだと思います。
学会全国大会のオンラインでの試行開催の運用メモ(信州大学)
https://cril-shinshu-u.info/archives/1473
オンライン学会向けZoomマニュアルの公開(京都大学大学院教育学研究科 高等教育学コース 博士課程2年 澁川幸加さんのページ)
https://redbuller.hatenablog.com/entry/2020/03/28/022605
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ところで、せんだって、あるオンライン学会に参加した研究者の方から、先日、こんな話を伺いました(感謝です!)。
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「中原さん、オンライン学会、移動も宿泊もしなくていいし、便利でいいんだけどさ。ひとつ問題があるんだよね。
あのね、「聴衆の出入り」が激しいのよ。研究発表の面白さ、話し方によって、お客さんの出入りが、ただちに起こるんだわ。
つまんない発表のところからは、どんどんとお客さんが流出する。一方、同時に開催されている、面白い発表のところに、ひとが集まる。
リアルの学会だとさ、発表の途中で、出入りするのって、勇気いるじゃない。でも、オンライン学会だと、「ミーティングを退出」のボタンひとつで、出入り自由。出入りをすることに対する心理的障壁が、ものすごく低い。
だからね、本当に、発表者によっては、「ひとりズーム」で、孤独に研究発表をすることになる人も出てくるんじゃないかな、と思うよ。研究発表のクオリティを上げるためには、よいことなのかな、とも思うけれど」
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なるほど。
まことに興味深いことですね。
オンライン学会では、研究発表のクオリティによって、ただちに聴衆の出入りが起こる。この出入りが、研究発表の評価の指標のひとつになる、ということでしょうか。
今、どこの学会でも、こういう問題(現象?)は起こっているんですかね。
それにしても、、、
聴衆ゼロの「ひとりズーム」は嫌すぎる(笑)
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今日は、次第に広がっている「オンライン学会」のお話をしました。
研究発表をするだけなら、おそらく、オンラインでも学会はできちゃうんだと思うのですが、今年は多くの学会がこちらに移行するのだと思います。「聴衆ゼロの、ひとりズーム」にならないように、自己研鑽をつまなくてはならないのかもしれません。
ただね・・・学会って、研究発表を聞くだけでなく、ソーシャルな側面もありますよね。
研究者同士が集まって、ワイワイガヤガヤしている、あのアナログの空気感とかも、実現できたらうれしいことですね。
そして人生はつづく
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