2019.12.9 07:01/ Jun
現地の自然ガイドの方が、ポツリと言いました。
「都会で、おおくの人々は、感覚を遮断して生きているそうです
この森では五感を解放してください」
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週末は、山に家族で出かけておりました。
もう10年にわたって通わせていただいている清泉寮自然学校のプログラム「森のようちえん」に、6歳・KENZOを連れて行ったのです。
清泉寮自然学校
https://www.seisenryo.jp/experience_overview.html
週末2日間は、おかげさまで、清々しくすみきった空気、目の前を横切る鹿の群れ、おいしい食事を堪能させていただきました。
いつもながら、素晴らしいプログラム、おいしい食事で、我々を迎えてくれている清泉寮自然学校のスタッフの皆様には、心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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今回の滞在でもっとも心に残ったのは、冒頭の言葉です。
「都会で、おおくの人々は、感覚を遮断して生きているそうです」
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感覚遮断(sensory deprivation)か。
かつて心理学の教科書でみたおぞましい実験場面を思いつつも、なるほど・・・言い得て妙だな、と思いました。
確かに、都会では、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた満員電車で、「五感を解放」しているひとを、僕は、ほとんど目にしたことがありません。
スーハースーハーと匂いをかぐ
じっくりと物事を見つめる
何かを味わう
そんなことをしていたら、周りから「変な目」で見られてしまうこと請け合いですし、場合によっては、「お縄」になってしまうこともあるかもしれません。
むしろ、満員電車などのひとがたくさんいる場所では、一時的であるけれども、
「感覚すること」を止める
「感覚する自己」を放棄する
そして
満員電車に身を委ねてボーっと過ごす
という方がしっくりきます。
それが、わたしたちの「サバイバルストラテジー」でしょう。
問題は、この状況がどれほど続くか、です。
ひとによっては、満員電車の感覚遮断状態が、常態化してしまうひともいらっしゃるのかもしれません。
ひとによっては、駅についた途端、覚醒し、精気を取り戻す人もいるのかもしれません。
感覚遮断が長く続いたひとには、五感を解放する森がおすすめなのかもしれません。そこにいけば、否が応でも、感覚することができるから。
凜とした空気が、胸に入り込み
生きものが、目に映る
草の匂いに驚き
数十年を生きた木々に触れる
あなたも五感を解放してみませんか?
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さぁ、週の頭です。
12月は師走。
またまた、猛烈に忙しい。
いったん解放された五感を携え、
この時期を走り抜けたい、と願うのです。
そして人生はつづく
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追伸.
6歳・KENZOとピアノで連弾しました。天空の城ラピュタのテーマ曲「君をのせて」です。ちょっと嬉しい一瞬でした。成長したんだな、と思いました。
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